ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0039_魔物の誤解(21)(本位の出現)裕也日記

2012年03月19日 21時12分32秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0039_魔物の誤解(21)(本位の出現)裕也日記

--(本位の出現)--

エジェントは、サンディアをエトランダァーの元に連れ行った。
厳(おごそか)かに案内するエジェント。
サンディアは、後ろをゆっくり歩いていく。
やがて、大広間、祭壇の部屋の像の前に着く。
サンディアは、怒りを顕(あら)わにした。
「エトランダァー なぜ、裕也を苦しめる?」

エトランダァー「それは、啓示(けいじ)からだ」

サンディアは、裕也を唯、ここから救い出さねばと思った。

エトランダァーは、落ち着いていた。

メンディア「あ 裕也の周りに白い霧がでてる
      裕也が包まれてく」

サンディアは、白い霧に包まれていた。
「ここは!」
サンディアとエトランダァーは、真っ白な二人だけの世界に居た。

エトランダァー「ここは イメージの世界だ」

サンディアは、両手を挙げ怒りをエトランダァーに放った。
しかし、何も起こらない。

「お前の力は無だ」エトランダァー

「う」
サンディアは、エトランダァーに襲い掛かる。
しかし、エトランダァーは、サンディアの喉を左手でガシッと掴(つか)んだ。
「うぅうう」
我を呼び覚ます裕也。
(サンディア 何をしようとしているの?)
(裕也を助ける 像を壊す)サンディア
(破壊? そうやって昔も生きて後悔してきたじゃないか?
 これは、俺の体だ
 俺が好きに生きる)裕也
裕也の髪が黒髪に戻る。目の青さは奥に吸い込まれていく。
(裕也 確かにお前の生きる道だ さようなら)
裕也は、我に返った。
(苦しい こんな場面でぇ)
裕也は、ありったけの力で像を蹴った。
像の力が緩む。
不思議と力が出る。
左手から逃れた。
両手で左手を掴んでいる。
(俺も人のこと言えないな
 破壊しか思いつかん)
両手で必死に左手に食らいついている。
(裕也 左手と右足を食うのだ)亡くなった父の声
(それは、お前が昔なくしたものだ)
裕也は、理由も分からなかったが、像の左手を噛み千切った。
像の動きは和らいだ。
すかさず這(は)い蹲(つくば)りながら右足に噛り付いた。
腹が燃えるように熱い。

「うぉぉおお」

その声の主を見ると
エジェントが顔や体をかきむしりながら声を上げていた。
(熱い)
青い光が裕也の腹から出。左腕と右足に着く。
(血と肉の縁?)
エジェントは、うめき声をあげるのを止め蹲(うずくま)っていた。
現実の世界に帰った。
像の左手は、見る見る灰になり、そして、右足も灰になっり、
崩れ落ちていく。

つづく 次回(新しい時代)
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0038_魔物の誤解⑳(大乱闘)裕也日記

2012年03月19日 17時00分25秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0038_魔物の誤解⑳裕也日記

--(大乱闘)--

呪いの子は、魔者の先頭を光になって飛んでいく。
「拷問部屋!」
獣人が群がっている。
魔者達は、獣人に突入した。
獣人達は、後ろから衝撃を受け、慌てふためいた。
大乱闘が始まった。
腕を食い。喉を噛み。噛み殺しあい。
メンディア「裕也がいる」
エジェ「髪が白い 目が青くなってる」
メンディア「でも 裕也よ
      鎖で繋がれてる」
エジェ「私が切ってくる」
「ヒュー シャキ シャキ」
裕也の体は自由になった。
しかし、サンディアがのりうつっていた。
サンディアは、両手を挙げた。
「静まれ」
その声と同時に両手を振り下ろす。
怒りの空気の波動が波を追ってたたきおろされた。
獣人も魔者も全員。まわりの壁に吹き飛ぶ。
何事かと黒装束のデスエジェント(魔貴族)が後ろに集まって来ていた。
サンディアは、デスエジェントに問うた。
「お前達の主(あるじ)は、誰だ?」
デスエジェントは、恐れた。ただ、殺されると思った。
仰(の)け反り慄(おおのの)き目を伏せ、我がちに答えた。
「エ エトランダァー 魔像で ございます」

(裕也じゃない そんなぁ)エジェもメンディアも思った。
(おぉ サンディア!)呪いの子

つづく 次回(本位の出現)



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見つめるのは自分

2012年03月19日 16時10分36秒 | ぶらぶら日記
見つめるのは自分である。
挑戦すべきものも自分である。
よく考えてみよう。
自分がどんなものであるか?
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