ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

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闇と光の慈愛のコントラスト(29)船の遺跡

2014年04月28日 17時36分46秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(29)船の遺跡


--船の遺跡--

船は、天空の城をゆっくり出発した。
門を出て、山の中腹まで降りる。
リンゴの木が見える。金色に光っている。
「お前たちが世話をする光のリンゴだ
 下りるぞ」
マイァシが言い放った。

船は、地上に向かって降下する。
「ガシッ」
リンゴの木を少し下った西の平地に着地した。
「ゴォー ゴォ」
どうにか無事に下りた。

はじめての台地。
(喜び。自分たちの住む土地)
人は、外に出て、船から降りる。
ヒンヤリとした空気。そよぐ風。
見知らぬ人が立っている。
「やぁ ようこそ」
一人の黒あせた男子が声をかけた。
闇の種族の青年であった。
人々(誰だ?)
「俺は、下流の地に住むもの
 仲良くしてくれ
 道具と食糧をもってきた

 家や家畜小屋 
 作らないといけないものは、一杯あるぞ」

マィアシ「闇の種族が何の用だ」

闇の種族の青年「同じ大地に住むものとして
        仲良くしようと思ってな
        アクデシアに言われてきた」

マィアシ「また お節介か」

闇の種族の青年「もう立ち去る
        道具と食糧だ
        使ってくれ」

道具には、家を作る道具や食事を作る道具があった。

ブリンスは、女性たちに食事を作るように言った。

女性たちは、食事の用意にかかった。
小麦に水を混ぜ、火をお越し、練ってパンを作っり焼いた。
取りあえず、人々は船で寝ることにした。

マィアシは、一人、地面に手を当て、
(この時を印、大地に刻め)と心に念じた。
すると大地から石碑が現れた。
それを見て納得すると
「それでは、良く神に仕えるよにな」とひとこと言い残し空へ立ち去った。


つづく 次回(1000年先まで)
コメント
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