ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

不思議なハートの力00039電子の世界⑨

2018年01月30日 08時05分29秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」
不思議なハートの力00039電子の世界⑨

--ウイルス少年--
真奈美は、赤い顔をした少年に話しかけた。
「どこに行く気なの?」
真奈美の中指に真闇石が光る。
(あれは、宇宙の始まりの女神の持ちもの)少年は、指輪に気づいた。
そして、少し返事を渋ったが、しばらく考えて答た。
真奈美が闇の女神アクテイスの力を持っていると気づいたからである。
「発電所のメインコンピュータでちゅ」少年は答えた。
「何しに行くの」真奈美は、つづけて質問した。
「ウイルスをロードし発電を停止させるためです」
少年は、懐からディスクを取り出した。
(想像どうりだは)真奈美は、思った。
そして、レイナに「解析して」と言い、
ディスクをパソコンに映っているレイナに渡した。
ディスクは、画面の中に吸い込まれた。
「暫くお持ちください」レイナは、答えた。
真奈美は、少年をどうするべきか考えた。
「私たちの味方になりなさい」
そう言い少年の額に指を当てた。
そして、心の中で祈った。
(この少年に、私の心の力を与えたまえ)
指から光が出て少年に伝わる。
少年は、胸のあたりが熱くなるのを感じた。
光は、体全体に伝わり、少年の体は、金色に変わった。
「もう、あなたは、私の電子の精よ。私の分身」
「そう、名前は、エディ」
「エディ。いいこと」
真奈美は、エディに告げた。
「わかりました。
 私は、真奈美さんの分身です。
 心が暖かい。
 ありがとうです。
 私の女神」
エディは、了承した。

つづく(救出) 
コメント
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