ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

闇と光の慈愛のコントラスト(49)剣①

2018年01月31日 13時01分29秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(49)剣①

ーー剣(1)--

ドッボォフは、剣を作る一連の工程を説明した。
「まず、最初に炭を作る。
 これは、鉄鉱石を溶かすための火力を上げる燃料になる。
 炭は、作るのに7日かかる。
 第一の炉に木の枝を敷き詰める。
 火をつけ。火が全部に広がるまで待つ。
 炉を塞ぎ密閉する。
 酸素と炭素が結合せずに水蒸気やガス分だけが抜けて
 炭ができる。
 それが出来たのち、第二の炉に炭をいれ。
 鉄を溶かす。
 溶かした鉄は、剣の型に入れる。
 一度、形作る。
 それを、もう一度熱しながら叩いて鍛える。
 仕上げに持ち手に革を巻く。
 これで、剣ができる。
 後は、作業をしながら詳しく指示する。
 分かったか?」
 「はい」光の民は、返事した。
 しかし、初めてのことで不安だが、
 神様の御命令、やるしかないのである。
 「では、はじめよう」
 ドッボォフは、号令をかけた。

つづく 次回(剣2)

炭を作るのでなく、石炭を使えば良いかもしれません。
西洋の剣の作り方に修正します。
ごめんなさい。
(tot)
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

闇と光の慈愛のコントラスト(48)はじめての武器④

2018年01月31日 08時06分56秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(48)はじめての武器④

ーーはじめての武器(4)--

そして、次の日。日が昇る。
ドッボォフは、12宮神の一人、武の神イクタスを連れて降り立った。
もう、光の民は、集合していた。
「それでは、第三班は、炭を作る。
 わしが指示する。
 その他の者は、戦闘訓練をする。
 武術を教えるのは、武の神イクタスだ。
 イクタスに良く教えを乞うように。
 各自、別れて作業開始せよ」
ドッボォフは、今日の作業を光の民に告げた。

つづく 次回(剣1)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

闇と光の慈愛のコントラスト(47)はじめての武器③

2018年01月31日 05時30分15秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(47)はじめての武器③

ーーはじめての武器(3)--

三っの班は、それぞれ荷車に鉄鉱石、木の枝、粘土を積んで帰ってきた。
ここは、山の中腹にある少し開けた平地である。

ドッボォフは、第二斑に、図を見せ。炭を作る炉を粘土で作るように命じた。
第三班にも、図を見せ。鉄を溶かすための炉を作るように命じた。
第一班には、二班、三班の作業を手伝わさせた。

やがて、二つの炉は出来た。
「明日、第二班は鉄を溶かすための炭を作る。
 他の班は、戦闘訓練をする。
 今日は、休むが良い。
 ただし警護は、交代でするように。
 明日は、日の出から作業をする。
 解散」
 今日の作業は、ここで終わった。
(後、2週間はかかるな)

つづく 次回(はじめての武器4)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする