ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

闇と光の慈愛のコントラスト(63)侵略

2019年10月04日 08時30分18秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(63)侵略
--侵略(013)戦い当日②--
福長(ふくおさ)は、ロィタを連れてきた。
「着てそうそうにすまん。
 ロィタ
 きみに課したい任務がある」
ロイアナは、口火を切った。
そひて、簡単に任務を説明した。
しかし、アクデシアを消し去る任務には、まだ、決まっていないことが多くあった。
隠れ方である。どうやって、闇の村人に気づかれずにアクデシアに近づき剣を刺すかである。
闇の村に夜まで潜んでいる場所が必要がある。
アイリスから聞き出さした村の情報を整理し始めた。
闇の村は、野作物の畑と居住している住まいとは別にあり、住まいである家は一か所に集中している。
その居住地域の中央には広場があった。
その東の端に穀物を保存する倉庫と予備の農作業の道具を納めている倉庫があった。
「農作物の倉庫に潜むと言うのはどうだ?」
ロイアナは、福長に尋ねた。
「よろしいのではないですか。
 数名で潜みましょう。」
 念のために、捕らえた闇の娘に倉庫の小屋につい て詳しく聞き出しましょう」
「では、闇の娘に聞いてきます」
福長は、地下室のアイリスに詰問しに出ていった。
ロィタは、一人では不安なので、数名の若者を集めた。
ロィタを含む潜入班の若者は、闇の種族の若者に化けるために、肌を褐色に塗り、衣装も草で編んだ腰巻一枚になった。
つづく 次回(侵略014)戦い当日③
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闇と光の慈愛のコントラスト(62)侵略

2019年10月04日 07時06分40秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(62)侵略
--侵略(012)戦い当日--
闇の村を襲う策は、夜お底まで続いた。
そして、戦い当日の朝が明けた。
エンビは、アイリスの様子を伺いに地下室に行く。
階段を静かに父に気づかれないように降りていく。
「コン コン コッン」
周りは、岩で囲われている。
奥にアイリスが見える。
エンビは、そっと近づいた。
「アイリス アイリス アイリス」
エンビは、そっと肩に手をかけた。
アイリスの目が少し開いた。
「アイリス エンビだよ。
 ごめん。
 巻き込んでしまって
 本当にごめん。」
「エンビ…」アイリスの口は少し動いた。
エンビは、手に持っている水袋を
アイリスの口に当て中の水を少しずつ流し込んだ。
「ゴク ゴク ゴク」
「ありがとう」アイリスの体に少し元気が戻った。
「きっと助ける。
 だから、希望をもっていて」
エンビは、そう告げると静かに地下室を立ち去った。
話は、変わり。
ロイアナは、まだアクデシアを襲う人間を選別していた。
「ロィタが良いのでは無いでしょうか
 闇の村の娘をとらえるの役目を成し遂げました。
 信用できると思います。
 隠れるのにも長けている。
 」光の福長は言った。
少し考えてロイアナは、決定した。
「では、そうしよう。
 ロィタを呼んでまいれ」光の福長に命じた。
つづく 次回(侵略013)戦い当日②
 
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