陛下ご即位2年 オンラインご活動「進化」へ2021.5.1 06:00皇室と国民の接点を模索する中、宮内庁はオンラインの活用を進めてきた。時代の要請に応じた新たなご活動の形が見えつつある一方、さらなる「進化」も求められている。
宮内庁は何の為に「天皇と国民の触れあいの機会」いわば「天皇と国民の握手会」をセッティングすることに躍起になっているのでしょうね。
「両陛下のお姿が画面に映し出され、感無量になってしまった。心にジーンときました」。女性は終了後、画面越しの懇談の印象をそう語った。手を握り、目線を合わせて-。コロナ禍でこうした従来のような触れ合いが制限される中、画面越しの交流が今、両陛下と国民を直接つなぐ「有効な手段」(側近)になっている。
宮内庁と側近は「オンライン握手会でもリアル握手会と同様の効果はある」と評価しているようです。
一方で「限界」も見えてきた。通常の地方訪問では被災現場で黙祷(もくとう)をささげたり、沿道で歓迎に応えたりといった両陛下のお姿を、広く国民が目にすることができる。だが、閉鎖的なオンラインでは場面の共有は懇談の当事者に限られる。「オンラインは代替手段」。同庁幹部は口をそろえるが、コロナ禍が長期化する中、周辺から「両陛下のお気持ちやお姿を国民に広く伝える場面を増やしてはどうか」との声も上がる。
御所の部屋と遠隔地の部屋を結ぶオンライン握手会に参加できるのは当事者だけです。
もっと観客数を増やすにはどうすれば良いのでしょう。
ということで、コロナ禍で活動を制限されたミュージシャンの誰もが考えるようなことを宮内庁も考えたようです。
大々的なライブ配信ですね。
宮内庁は新たな試みとして、今月30日に島根で行われる「全国植樹祭」で、陛下のお言葉や植樹の場面を東京から現地にライブ配信することを検討。ライブはこれまで少人数の懇談などに限られていたが、より多くの人と「場」を共有できることになる。通信環境などの課題もあるが、関係者は「実現すれば、コロナ禍のご活動の可能性が1段階広がる」と期待を込めた。
名古屋大大学院の河西秀哉准教授(日本近現代史)オンラインには、離れた場所を同時に視察できるといった利点があり、療養中の皇后さまのご負担軽減にもつながったのではないか。皇族減少に伴う公務負担の見直しにも、1つの可能性を示している。国際政治学者、三浦瑠麗氏発信は象徴としての役割を超えてしまわないよう注意が必要だが、工夫することで、情報の受け手である国民に、もっと「思い」を届けることができる。
アイドルの握手会やミュージシャンのライブ配信ならその目的はすぐに察しがつきますが、天皇の握手会はその目的が見えにくい。
見えにくいのは、天皇と言う存在に特別なものを感じているからで、天皇の握手会を企画している宮内庁にとっては、アイドルの握手会やライブ配信と目的は同じなのかもしれませんね。
宮内庁は天皇という存在に畏敬の念を持っていない。私は、そのように確信しています。

令和元年の全国植樹祭 両陛下のお手植え。
天皇 あいちニコ杉 クスノキ フモトミズナラ
皇后 シデコブシ ヒトツバタゴ シキザクラ
天皇は緑葉の樹木 皇后は花が美しい樹木。男性、女性を意識した選びです。
三種の木の苗を「森」の字になるようにお植えになったの ですが、植えた木は式典後に別の場所に移植されました。
式典参加者全員も会場に植樹したのですが、こちらも式典後に別の場所に移植されました。
鍬入れ式のように、儀式なので「植樹パフォーマンス」です。
野外コンサート会場に大画面を設置して、遠く離れたところにいるミュージシャンが大画面にライブで参加してパフォーマンスして、画面から観客に呼びかける。
今時、とくに目新しいことではありませんので、宮内庁がやろうとしていることも、技術的には難しくないでしょう。
しかし、宮内庁はアイドルやミュージシャンのように天皇を扱うことで、何を得ようとしているのか。