uparupapapa 日記

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自動運転車が未来の街を良くする7つのこと

2016-01-04 04:51:47 | 日記
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「運転手の姿は見えないけれど、大丈夫です。目的地まで安全運転でお連れします。」

そんな自動運転車が走る未来を想像すると、

ワクワクする? それともまだちょっぴり違和感を拭いきれない...?

ドライバーレスな自動車の普及によって、何を失うかよりも、

何を得られるかに注目した予測を行なうのは、FutureNYCとよばれる新たなプロジェクト。

Ari Teman氏とElliot Glassman氏によって、

自動運転車が走る未来のニューヨークのポジティブなイメージが例解されています。

彼らが描いている未来に走る自動運転車は、より安全で、よりコンパクト、そして効率的。

いつでも必要なときに車を呼び出せることによって、

街中から駐車スペースは減り、

ニューヨークにある街路の90%は歩行者天国になると予測を立てています。

前提としてこうしたビジョンは、

あくまで自動運転車にスイッチを切り替えるだけでは得られないメリット。

自動運転車以外の乗り物や、一般道路から高速道路まで既存の交通網、

人々のライフスタイルを含めた大きな変化を見据える必要があるのは言わずもがなです。


きっとそんなに上手い話ばかりじゃないよ…と現実的になる前に、

まずはどんな上手い話が想像できるか夢みてみましょう。



1. 歩行者と自転車の安全性アップ


カーブを曲がるときや、停止中の車間距離など、

さほど道路上のスペースを必要としない自動運転車。

交差点のように大きなスペースは必要最低限になり、

歩行者フレンドリーなゆったりとした横断歩道や、

自転車専用通路などを確保するスペースができます。

また上の写真のように、屋根つき街路を導入すれば、

歩行者の雨よけや日よけにも便利かつ、自動運転車の視界にも問題ないですね。


2. 宅配の受け取りは、夜の時間帯でもOK


ドライバーレスな自動車であれば、宅配のピークタイムをずらすことも可能になります。

たとえば昼間に運転中、

混雑した道路上でアイドリングしているトラックを避ける必要がなくなるほか、

重い荷物だってロボットが安全に運んでくれます。


3. とにかく人に優しい街路


前方からの歩行者に道を譲るために数歩だけ車道を歩いたり、

雨の日には周囲に傘がぶつからないように注意を払ったり...

何かと肩身を合わせながら歩んできた狭い歩道は、

もっと幅広く人のためにデザインされたスペースになります。

スムーズに決められた道路を走行・停止する自動運転車は、

かつて自動車が必要としていたスペースを解放して、

たとえば公園や自転車の駐車スペースなど新たな活用方法を検討する余地を与えてくれるでしょう。


4. お年寄りや体の不自由な人たちが移動しやすい社会


短距離・長距離の移動に自ら運転する必要がなくなるほか、

自動運転車が走行する道路では、

お年寄りや体の不自由な人たちが横断歩道を渡る際の安全性にも期待ができます。



5. 緊急車両の移動がスムーズに


運転中に緊急車両のサイレンを聞くと、

道を譲りたい気持ちと周囲の状況を一気に考えて焦っていたという人も、

自動運転車なら、車同士が安全な方法で即座にスペースを空けて道を譲ることができます。

また街中に響いていたサイレン音は、シンプルなLEDライトの点灯で十分になりそうです。


6. すべての移動時間を短縮


自動運転車が走る時代には、渋滞という概念自体が過去のものになっているでしょう。

たとえ混雑した交通の流れがあっても前もって認知され、

最短ルートで目的地に移動できます。

これで運転中に道に迷って遅刻した過去ともさようなら。


7. 大気汚染を防いで、街中に緑を増やせる


アスファルトで塗装された道路は最小限に。

自動車から人のために拡大されたスペースには、その地面に芝を植えてもよし。

街全体をオアシスのように、より自然と一体化した都市が実現しやすくなります。


...いかがでしょうか?

いまあるインフラを踏まえてイメージすると少し斜めに構えてしまいそうですが、

ある程度現実的で納得いくものばかりでもあります。

来たる2016年を越えて、いつの日かこんな未来が東京にもやってくるのだろうか...

と考え始めると、なんだか果てなき空想の旅に出かけられそうです。


-GIZMODO-





今回この記事を引用してみたのは、

バラ色の未来を夢見て楽しむためではない。


具体的なメリットを明示した項目を認識することにより

新たな利用法の創出を促すことに主眼を置き、

逆にデメリットをあぶり出すためである。



今回の記事の内容は、

あくまでニューヨーク規模の都市を想定したものであるため、

日本の都市に置き換え、語れるものではないかもしれないが、

可能な限り実現させるためにも

メリット・デメリットを認識しておく必要があると考える。




私が考え得る新たなメリット。


○ 運転マナーの向上。

  自己中な運転や未熟な運転が引き起こす事故やトラブルを解消できる?

○ 乗車中のイライラの解消。

  自動車の運転はストレスのかかるもの。

  自分の運転、他人の運転がもたらす交通ストレスは思いのほか大きい。
  
  ハンドルを握ると人格が変わるってよく云うでしょう?

○ 利用時の価格設定にもよるが、車の維持費節減につながる?

  車を所持した場合、かかる費用の負担は決して少なくない。

  自家用車からタクシーに変えた場合でも、タクシーの人件費を節減でき、
  
  安価な利用代金に引き下げられる。

  自家用車を3年、5年で買い替えていたとなると、

  更に大きかった負担が必要なくなる。

○ 公共交通手段の住み替えが進む。

  タクシー・ハイヤーの利用代金をバス並みに低く抑えることにより、

  バスの持つ不便さ(長い待ち時間、停留所の位置や数、いちいち止まるもどかしさ、

  限定された路線など)の問題を解消できる。

  また、バス運賃も更に低く抑えられ、始発や終便を時間延長できる。

  短距離はタクシー、長距離は電車・飛行機を使えば、

  旅行や出張なども安価で気軽な旅が実現できる。

○ 一戸建てやマンションの駐車スペースが不要になるだけでなく、
  
  都市部への車での移動による駐車場の問題を考える必要がなくなる。

  野球観戦の帰りや、飲み会の帰りの心配、飲酒運転の撲滅が期待できる。

  買い物帰りの荷物を持ち帰る負担も軽減できる。



私が考え得る新たなデメリット。


○ ハンドルを握る楽しさが失われる。

  ドライブのだいご味、自分で運転する楽しさが無くなる。

○ モーターリゼーションの衰退

  ドライバーの選択あっての車の品質向上、魅力の向上の競争であったが、

  自動運転なら、運転のしやすさ・快適さの競争が衰退してゆく。

○ 運転から学ぶ、譲り合いの精神や、いたわりの心が失われてゆく。

  車窓から眺める歩行者に、いたわりの心を持てるだろうか?

  少なくとも、学びの機会は失われると思うがどうか?

○ 人口減少で発生し続ける、限界集落のインフラはどうする?

  例えば、たった5件の集落のために、何台用意できるのか?

  それとも田舎のインフラは置き去りのまま?




考えればまだまだ出てきそうだが、朝っぱらから頭が疲れるので

この程度の提起にしたい。


あとは皆さんも一緒に考えてみてください。

もし興味があるならば。




今後車を買い替えたとしても、

あと十数年で免許を返上しなければならないオヤジが一句。




憧れの 車を語った 若いころ
(ああ、懐かしい!)



お粗末。