15日、長野県軽井沢町でバスが転倒し、14人が死亡、26人が重軽傷を負った事故で、
バスの運行会社は、法定の下限を下回る料金で請け負っていたことが新たに分かった。
国土交通省は16日も都内のバス運行会社「イーエスピー」を特別監査したが、
事故当日のバス料金について、
イーエスピーは、旅行会社「キースツアー」から19万円で請け負ったと説明しているという。
これは法定の下限の27万円を大幅に下回る金額。
また、両社を仲介した業者は国交省の聞き取りに対し、
キースツアー側から「今シーズンは雪が少なく、安くしないと客が集まらない。
当面は低い値段でやってほしいとイーエスピーに伝えてくれ」と言われたと説明しているという。
国交省は17日も監査を行い、ずさんな運行管理があったとみて調べる方針。
一方、イーエスピーの高橋美作社長が記者会見を開き、
謝罪する一方で、数々の法令違反を認めた。
高橋社長は、事故を起こしたバスが出発する前、
法律で定められた運転手の健康状態をみる点呼を自ら行う予定だったものの、
遅刻し、点呼をしていなかったことを明らかにした。
-日本テレビ系(NNN) 1月17日(日)1時55分配信-
いくら法律の網をかけても、本気で守る気がなければ悲劇は繰り返す。
数々の法令違反が指摘され、
運行会社社長が謝罪、土下座をしても済む問題ではないだろう。
「心の緩みがあったかも」
との言葉が空しい。
私は当初、このバス事故を日記の話題に取り上げる気はなかった。
日記の話題としては、あまりにも重すぎるから。
亡くなった乗客のご遺族の気持ちを思うと
一個人の日記で軽々しく取り扱うべきではない。
そう思ったから。
でも次々に出てくる新事実。
そこには私たちも今後バスの乗客として利用する可能性がある以上、
いつ同じような事故に巻き込まれるとも限らない、
見過ごせない重大な問題が明らかになってきたので
黙っていられなくなったのだ。
私たちは当事者ではないが、門外漢でもない。
そういう視点でもう一度事故を見直す必要があると思う。
ただ「バス会社の社長が悪い」一辺倒では問題の解決にはならない。
テレビの旅番組を観ていると、
紹介された観光地に行ってみたくなる。
故郷への里帰りに、夜行高速バスを使いたい。
アルコールを飲みたいので、車の運転はしたくない。
動機は様々だが、安価で利便性の高いバスの需要は高いのだ。
安全性確保のための法律が守られないのであれば、
利用者の安全は守られない。
だっだら、安心して乗ってはいられないではないか。
「自分はお客様なのだから」の意識は少し変えた方がいいかも。
シートベルトの着用率が低かったのもそんな意識の表れだ。
今後は早急に新たなルールを作り、
同様の悲劇を二度と起こさない取り組みが求められる。
例えば運転手の健康度合いが
簡易サーモグラフィーのような装置でチェックできないか?
その結果を乗客にも見えるように掲出するとか。
乗客へのシートベルト着用の徹底をもっと強制的に図り、
航空機並みの厳格さを求めるとか。
すぐにできる事、新たな設備導入に負担がかかり、時間がかかる事があるが、
まずできる事から始めてほしい。
そして何より、乗客の私たちの意識を変え、
バスだって必要な経費があるのだから、安易に安さの追求をしないのも大切だ。
安全性を犠牲にしたダンピングは認めてはいけないのだ。
監督行政機関の指導ばかりに任せてはいけないのかもしれない。
再就職したら、なかなかバス旅行などできなくなるかもしれないオヤジが一句。
汽車とバス 料金同じ 何故悪い?
お粗末。
バスの運行会社は、法定の下限を下回る料金で請け負っていたことが新たに分かった。
国土交通省は16日も都内のバス運行会社「イーエスピー」を特別監査したが、
事故当日のバス料金について、
イーエスピーは、旅行会社「キースツアー」から19万円で請け負ったと説明しているという。
これは法定の下限の27万円を大幅に下回る金額。
また、両社を仲介した業者は国交省の聞き取りに対し、
キースツアー側から「今シーズンは雪が少なく、安くしないと客が集まらない。
当面は低い値段でやってほしいとイーエスピーに伝えてくれ」と言われたと説明しているという。
国交省は17日も監査を行い、ずさんな運行管理があったとみて調べる方針。
一方、イーエスピーの高橋美作社長が記者会見を開き、
謝罪する一方で、数々の法令違反を認めた。
高橋社長は、事故を起こしたバスが出発する前、
法律で定められた運転手の健康状態をみる点呼を自ら行う予定だったものの、
遅刻し、点呼をしていなかったことを明らかにした。
-日本テレビ系(NNN) 1月17日(日)1時55分配信-
いくら法律の網をかけても、本気で守る気がなければ悲劇は繰り返す。
数々の法令違反が指摘され、
運行会社社長が謝罪、土下座をしても済む問題ではないだろう。
「心の緩みがあったかも」
との言葉が空しい。
私は当初、このバス事故を日記の話題に取り上げる気はなかった。
日記の話題としては、あまりにも重すぎるから。
亡くなった乗客のご遺族の気持ちを思うと
一個人の日記で軽々しく取り扱うべきではない。
そう思ったから。
でも次々に出てくる新事実。
そこには私たちも今後バスの乗客として利用する可能性がある以上、
いつ同じような事故に巻き込まれるとも限らない、
見過ごせない重大な問題が明らかになってきたので
黙っていられなくなったのだ。
私たちは当事者ではないが、門外漢でもない。
そういう視点でもう一度事故を見直す必要があると思う。
ただ「バス会社の社長が悪い」一辺倒では問題の解決にはならない。
テレビの旅番組を観ていると、
紹介された観光地に行ってみたくなる。
故郷への里帰りに、夜行高速バスを使いたい。
アルコールを飲みたいので、車の運転はしたくない。
動機は様々だが、安価で利便性の高いバスの需要は高いのだ。
安全性確保のための法律が守られないのであれば、
利用者の安全は守られない。
だっだら、安心して乗ってはいられないではないか。
「自分はお客様なのだから」の意識は少し変えた方がいいかも。
シートベルトの着用率が低かったのもそんな意識の表れだ。
今後は早急に新たなルールを作り、
同様の悲劇を二度と起こさない取り組みが求められる。
例えば運転手の健康度合いが
簡易サーモグラフィーのような装置でチェックできないか?
その結果を乗客にも見えるように掲出するとか。
乗客へのシートベルト着用の徹底をもっと強制的に図り、
航空機並みの厳格さを求めるとか。
すぐにできる事、新たな設備導入に負担がかかり、時間がかかる事があるが、
まずできる事から始めてほしい。
そして何より、乗客の私たちの意識を変え、
バスだって必要な経費があるのだから、安易に安さの追求をしないのも大切だ。
安全性を犠牲にしたダンピングは認めてはいけないのだ。
監督行政機関の指導ばかりに任せてはいけないのかもしれない。
再就職したら、なかなかバス旅行などできなくなるかもしれないオヤジが一句。
汽車とバス 料金同じ 何故悪い?
お粗末。