uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
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チベットに「真の自治を」=来日中の亡命政府首相

2016-01-11 05:32:35 | 日記
チベット亡命政府(インド北部ダラムサラ)のロブサン・センゲ首相(47)は9日、

東京都内で記者会見し、中国チベット自治区について

「独立は目指していない。中道的なアプローチとして真の自治を求めている」と強調した。

今回2度目となった来日中に、

自治拡大を中国に働き掛けるよう自民党などの国会議員に訴えるという。


 
センゲ氏は自治区の現状を、

「流入した中国人が経済運営し、チベット人が周縁に追いやられている。

習近平政権になってチベット人への監視も強化された」と説明。

2010年から途絶えている自治拡大に向けた中国政府との対話再開に

「いつでも応じる用意がある」と意欲を示した。

-時事通信社-





≪14世後継で中国けん制 チベット亡命政府首相≫


来日中のチベット亡命政府(インド北部ダラムサラ)のロブサン・センゲ首相は9日、

東京都内で記者会見し、

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(80)の後継者を選ぶ

伝統的な「輪廻転生制度」に関し

「ダライ・ラマの生まれ変わりを中国が決めることはできない」

と述べ、中国側をけん制した。 

首相は「仮に亡命したまま亡くなれば、生まれ変わる場所は中国ではなく亡命の地だ」と指摘。

ダライ・ラマの死去後、

中国が独自に意中の後継者を決定することはできないと強調した。

 ダライ・ラマは昨年、

「休息が必要」と診断され訪米を中止したが、

首相は「現在は非常に健康」と語った。(共同)


-共同通信社-







中国の侵略によって、不当な蹂躙を受けたチベット。

現在はチベット自治区として

『高度な自治』のもと、弾圧を強化し、新疆ウイグル自治区と共に

支配の波にのまれた。



その歴史をかいつまんで云うと、





中国共産党が、チベット社会とはじめて接触をもち、

なにがしかの行政機構を樹立したのは、

1934年-1936年にかけて行った長征の途上においてである。

中華民国国民政府が中国共産党に対する攻勢を強め、

中共軍は各地の「革命根拠地」を放棄して移動し、

最終的には陝西省の延安に拠点を据えた。

この途上、カム地方(西康省)の東部に割拠し、

しばらくの間この地を拠点として

行政機構や軍事組織の再編に取り組んだ時期があった。

この時、中国共産党は、占拠した町々のチベット人たちに

「波巴政府」(「波巴」はチベット語「bod pa(チベット人)」の音写)を樹立させ、

1935年、これらの代表を集めて

「波巴依得巴全国大会」を開催させ(波巴依得巴 = 「チベット人の政権」の意)、

これらのチベット人政権を統合して

「波巴人民共和国」および「波巴人民共和国中央政府」を発足させた。

この「人民共和国」は、実際にはカム地方東部の人々のみで組織されたものであったが、

国号や「全国大会」の呼称からも明らかなように、

チベット人全体の「民主自治邦」として設立されたものであった。





中国共産党は、発足当初、ソ連のコミンテルンの強い影響をうけ、

「少数民族政策」としては、諸民族に対し、

完全な民族自決権を承認していた。



たとえば、中華ソビエト共和国の樹立を宣言した際には、

その憲法において、各「少数民族」に対し民主自治邦を設立し、

「中華連邦」に自由に加盟し、または離脱する権利を有すると定めていた。

しかし、国共内戦に勝利し1949年に中華人民共和国を設立した直前には、

政治協商会議の「少数民族」委員たちに対し、

「帝国主義からの分裂策動に対して付け入る隙を与えないため」に、

「民族自決」を掲げないよう要請した。

さらに現在では、各「少数民族」とその居住地が

「歴史的に不可分の中国の一部分」と支配に都合の良い立場に転じ、

民族自決権の主張を「分裂主義」と称して徹底的な弾圧の対象にするようになっている。


-ウィキペディア-






中国の膨張主義に飲み込まれたチベット。




中国は日本の侵略を非難し、何度謝罪しても敵視政策を止めない。

どれだけ賠償に代わる援助や技術指導を行っても

日本は敵国のままである。


しかし、その中国自身、チベットから見ると侵略者ではないのか?



日本がかつて満州国を建国し、初代皇帝に『溥儀』を据えた際、

実質的な傀儡政権であると非難し、国際社会に訴えた。


そして、当時まだ中国に野心をもつ列強が

『リットン調査団』を送り調査した。

そして満州国は傀儡政権と認定され、日本は侵略国として

国際社会から孤立した。



同じことは中国がチベットに対し行ったことにも云える。


ダライラマ15世の継承を中国の意向に沿った人物にすべく、

独自にギェンツェン・ノルブという少年をパンチェン・ラマ11世に擁立した。

さらに中国政府はダライ・ラマ側のパンチェン・ラマ11世、

ゲンドゥン・チューキ・ニマ少年とその家族を拉致し、隔離している。



チベットの精神的な大きな支柱を支配下に置きたい中国政府の行動。


それは日本が溥儀を皇帝に据えたのと

何処がどう違うのか?




ダライラマはチベットにとって

宗教の精神的な支柱に止まらず、実質的な支配者である。

それはある意味、皇帝となんら変わらない。


中国はチベットの東半分を奪い去り、植民を進め、

更に西半分を弾圧を伴う支配を強化し続けている。


どう見ても、侵略の誹りは免れないのだ。



中国の膨張主義は今の南沙諸島問題でも

いかんなく発揮されている。



早くあの国を止めなければ、ごく近い将来

取り返しのつかない事になる。



話し合いや力の均衡など、馬鹿げた絵空事だと云う事に

気づかされる前に早く手を打つべきだ。


アメリカがあてにならないのが悲しい。




チベットの 独立助けて 何悪い?





お粗末。