チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

先生にご報告

2008-10-05 23:04:12 | ウサギ
昨日の朝、病院の留守電に
「昨日はありがとうございました。昨日のうちにシジミは元気になりました。原因はバナナでした」
と入れておきました。
院内大渋滞の土曜日。午前中の診療がひと段落のお昼過ぎに、やっぱりきち先生からお電話がありました。

病院を出てからの一連の経過をお伝えしたところ
「うーーん。結局バナナがきっかけだったんですね。
 結局食滞と言っても、何かしらのきっかけがあるのですからね。
 いやー、勉強になりました。」

と言ってくださいました。

聞けば、他にも今回のバナナフィーバーで、バナナが手に入らず困っている飼い主さんが結構いらっしゃるとの事。
きっと投薬のために、薬を混ぜて練ったり、薬をはさんで与えたりしている方もいるのでしょう。
また、体力が落ちているウサギさんには、バナナを食べるなら高カロリーで助かります。
朝一番にスーパーに駆け込んで、やっと手に入れるとか。
どうせ一ヶ月もすれば、このフィーバーも終わるのでしょうが、まったくTVの力とは恐ろしいものです。

せっかくお電話を頂いたので、お忙しいでしょうが、ちょっと情報も入れておきました。
きち先生は「エンセファリトゾーン研究会」の主催者のお一人ですが、斜頚や眼振の多くのウサギさんが、エンセ陽性の可能性が高いと考えておられます。
でも正直言えば、かーさんの目には長い間孤軍奮闘といった感があったのです。
それは取り扱いが難しいウサギさんを、積極的に診る獣医さんが少なかった事もありますし、国内での調査研究も進展していなかった為なのです。
そこに昨年、海外の情報で斜頚とエンセは関係が無いといったお話があったものですから、日本の獣医さんたちにも混乱があったようです。
でも、最近はウサ飼いさんも増えて、ウサギの診療に積極的に取り組む若い先生たちも増えました。
エンセを研究対象にする研究所や大学も出始めました。
やっとウサギの獣医学が、動き始めたと言った感じだったのです。
そしてウサギに積極的に取り組む獣医さんたちが、かなりの数の症例を検討して、きち先生のお考えどおりに「エンセに罹患しているウサギは、かなりいる。エンセの症状の一つとしての斜頚も否定できない」と言う様な報告が獣医学雑誌に出たのです。
また治療法の検討もされていて、大体きち先生と同じ方向を向いていました。
「先生の2件の発表も、参考文献として出ていましたよ」とも、伝えました。
きっと、確認なさるでしょう。
何でも海外が最先端ではない、とおっしゃっていた先生。
日本の獣医さんたちも、これからますます頑張っていただきたいですね。

コメント (2)
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