チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

旬と食育

2012-09-15 22:20:31 | 生活
お昼休みのコーヒーショップで、お隣に来た男性二人、なにやら熱心に話しています。
熱心というより、大変な熱の入りよう。
どうやっても、言葉の端端が耳に入ります。

「大根が・・・」
「旬が・・・」
「○○先生に・・・」
「子供たちに作らせば・・・」
「自分たちが調べていたのが、旬というものなんだと分かれば・・・」
「あまり良くできなくとも、食べてみようと思うのでは・・・」

手元の資料を、ちょっと目の端に入れたら、どうやら子供たちの食育がテーマ。
1 野菜のできる時期を調べる。
2 野菜ができる時期が、旬だということに気がつくようにする。
3 ○○先生にお話していただき、学習する。
4 旬というのは、一番おいしい時期
5 野菜嫌いでも、食べてみようと思うかも。
6 実際に、大根を作らせる。
7 たとえ出来が悪くても、食べようと思うのではないか。

と まぁ、そんな感じです。
つまり、何かと野菜嫌いの多い子供たち。
野菜のおいしい旬というものを学習して、野菜を食べてみようと思ってくれたらいいなぁ~。
って、ことらしいです。

もう熱が入っている 入ってる(^^;;;

でもねー もう一歩踏み込もうよ。

旬ってね、単に野菜やお魚がおいしいだけじゃないんだよ。
その時期、体に良い時期なんだよ。体が必要とするものなんだよ。

夏のトマト・ナス・きゅうりやスイカは、体を冷やす効果があるの。
秋の栗やイモ類は、厳しい冬を乗り越えるために必要なの。
冬のカボチャや白菜、大根・ごぼう・ニンジンなどの根菜類は、体を温めるの。
春の山菜は、眠った体を目覚めさせる働きがあるの。
旬の魚は脂が乗って、夏は夏ばて防止になるし、冬は体温を維持するの。

昔の人は、自然とそういうことを体験して、旬という言葉を作ったのよね。
その食べ物が一番おいしくて、かつその季節を上手に乗り越えるために必要なもの。
体に必要と思えば、「食べなくちゃ」って思うんじゃないかしらね。

自分たちの作った野菜が、上手にできなかったら。
農家の苦労が分かるわね。
実際に農家の人にお話を聞けば、大根ひとつ作るにも、どんなに手をかけているか、分かるんじゃないかな?
大根ひとつにしても、たくさんの種類があって、その土地土地にあったものを品種改良している。
農業の大変さ、重要さを、知ってほしいな。
そこに、本当の食育があると思うのね。


お話していたのは、二人とも2・30代。
貴方たち自身が、本当の旬の意味を、もう一歩知ってほしいなぁ。
学校の先生たちか、市役所のその関係の人たちみたいだったから、その部署の人たちから、意味をしっかりつかんでほしいなぁ。
思わず口を入れたくなったけど、それは余計なおせわだなぁって、じっと我慢(^^)

でも、がんばって子供たちに作らせてください。
家庭菜園などで、実際にお世話をした野菜だから、食べ始める子供たちがいます。
ひねこびたって、取れたて野菜は味が違います。
庭のない都会の家で、家庭菜園は難しい。
学校だからこそできる事がある。
その中の一人でも、農業に目覚めてくれたら、こんなに素敵なことはない。

なんて思ったりして。
しかし、本当に「旬」の意味が片手落ちなのが、なんとも残念でした(^^;;;


今月末は、サトイモだぁ~。
新芋はきめ細かくて、とってもおいしいのよねー♪
まさに旬のきらめきです。


コメント
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