赤カブ不動産屋の独り言

 赤かぶを作り、漬けて30余年。今年は焼畑は止めて漬けるだけ。
 不動産や広告で起業して10年になります。助けられて。

10年前の今日・・・

2015-06-10 16:13:57 | 日記
 今朝の越谷の天気は晴れでした。
 梅雨に入り今日一日だけの晴天でしょうか。

 10年前の今日、その男は逝ってしまったのです。
 ボストンバックひとつで東京に出てきました。
 田舎徳島に妻子を残し。
 玉子屋さんに勤め。
 バナナ屋さんに勤め。
 そしてバナナの引き売りとして、ミゼット一台で独立しました。

 バナナを売りながら、住宅会社を起こしたのです。

 真面目なバナナ屋さんは住宅を求める人々の支持を得たのです。
 2度に渡るオイルショックの洗礼を浴びても、売上を倍々と継続したのです。

 その間、抵当証券の権威の所で学び、住宅ローン代替として抵当証券発行の会社を興し。
 三井不動産の江戸英雄さんに学び。
 経営は市倉定さんに学び。
 只者ではないバナナ屋さんだったのです。
 
 事業を起こす方々はバイタリティーの持ち主ですが。
 そのバイタリティーはどこから来るのでしょうか。
 1. 世の役に立ちたいという高い志
 2. 自分の能力を試したい欲求
 3. 家族を含め生活するための手段
 4. あらゆる欲求を満たすためのお金
 5. その他

 現在では1.2.も多いと思いますが。
 日本の戦後から40年代は3.4.が圧倒的に多かったのではないでしょうか。

 稀有な創業者の傍らにいましたが。
 最初は家族を必死で養うこと、徳島から引き寄せるために必死で働いたと思う。
 事業の成功と共に、社員が増加するとともに使命を悟ったと思うのです。

 そこから生まれた「広義の経営理念は」内から染み出るもので本物なのです。
 売らんがため、社員を利用するためのお為ごかしの経営理念ではないのですね。


 お葬式で徳島に行ったときに、親戚から聞いたのです。
 柿の選定をしながら
 「お兄さん、僕は東京に行って日本中のお金を集めるんだ」と。

 それで良いのだと思うのです。
 尊敬する創業者は何度も大きく脱皮していったのです。
 赤カブ不動産屋には到底真似の出来る事柄ではない。
 
 10年前の今日、その男は逝ってしまった。
 笑顔がステキで。
 怒った時の鬼の形相が。
 厳しさと優しさを併せ持ち。
 変わらないものは「素直」で「好奇心」旺盛、そして常に「前向き」でね。
 どんなに企業が大きくなってもそれは変わらずで。

 それに「謙虚さ」も変わらずでしてね


 今日の命日のお墓参りでは10年の一区切り。
 一年の折り返し。
 何時も以上に思うところが多かったのですがね。

 今日の定例の支払いも無事にね。
 それだけでも良しとしませんとね。
 今日も応援いただきありがとうございました。 
 
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