昨年、東日本大震災の復興増税が決まった。
そのあとすぐに、消費税増税議論が。
復興増税も厳しい経済状況では、経済成長にマイナス作用になるとの議論もありましたが、 復興のためなら皆が協力するという世論でしたから。
しかし、消費税の増税はデフレ下の日本では消費を停滞させ、GDPを縮小することになり 結果、歳入が落ち込むとの反対意見を納得させるものではありませんでした。
消費税アップ分は確かに増えますが、経済を停滞させ税収を減らすと言う事です。
いろいろな理由をつけています。
財政赤字を次世代に先送りするのか。
ユーロ圏の国債暴落でギリシャのようになる。
高齢化社会で社会保障と年金の一体改革と原資の確保が急がれる。
などなど。
なんとなく日本国民も必要だろうと思ってはいるが、痛みを伴う事から感情的に判断しま す。
公務員の人件費削減だ。
国会議員の定数削減や歳費削減など自らが身を切らないと納得しないと言う世論になりまし た。
この世論を受けて政府もその方向へ進みだしました。
実行可能かどうか分かりませんが、選挙対策のためにも打ち出してきたんですね。
国民の感情に配慮して。
やるべき事をやったら消費税増税は仕方ないような感情的な世論に作り上げていますね。
マスコミも。
果たしてこれで良いのか考えてみました。
まず、
国の無駄を徹底的に見直すはどうなったんでしょうか。
一般会計90兆円の話は出ますが、190兆円の特別会計の無駄の削減と、埋蔵金の話はどうなったんでしょうか。
官僚に丸め込まれ、埋蔵金は無いという話とパフォーマンスの仕訳で終わりでしょうか。
更に、経済低迷期の増税がGDPをマイナスにさせ、結果歳入を減らすとの議論は出ている のでしょうか。
バブル崩壊から数年後、1997年橋本内閣は消費税を3%から5%にアップ。
その後の日本経済の低迷とデフレはどうなったんでしょうか。
所謂デフレ時、経済低迷時の増税議論はどうなったんでしようか。
今の流れはやるべき事をやってくれたら、国民は痛みを共有すると言う感情的世論を作り上 げられているように思います。
感情で税金を上げられ、その後の日本経済の崩壊を引き起こされてはかないません。
今こそ冷静な議論が必要なのです。
赤カブ不動産屋は消費税の増税は必要な事と思います。
しかし、このデフレ脱却の出来ていない状況、経済成長のシナリオを出せない状況での消費 増税はスパイラルに経済の低迷を引き起こしてしまうと考えます。
これがインフレ状態、成長期なら増税は正しい政策ですが。
更に政府は作られた世論に押され、議員定数85議席減。
公務員給与削減でお茶を濁そうとしていますが、そもそも議員は半分でも良いし、二院制廃 止の議論くらいはしないといけません。
勿論憲法の問題もありますが、議論くらいはしませんと。
結論は感情的世論で増税をして良いのか、冷静な議論が必要だと言う事です。
そうそう、今日気になる土地を見に行って、ついでに1年前に頂いた情報の土地を3か所見 たんです。
赤カブ不動産屋の顧客には提案できそうもない土地だったんですが、2か所が造成中だった んですね。
あんな土地が。
売れない土地は無いんです。価格が安くなるだけで。
誰かが買いますし、タイミングなんですね。
新米不動産屋は難しい土地を扱う器量はありませんから仕方ありませんね。
今週も応援頂きありがとうございました。
明日は新年明けの初めて休む日曜日です。
来週もどうぞ宜しくお願い致します。
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