♪ 卯月の非日常 ♪

旅ブログです。主に海外と沖縄をご紹介。

シチリア・イタリア二週間の旅(その6)

2023年11月21日 22時49分00秒 |  @ラグーザ

無事カターニア空港に降り立った私達。
ここからまた二時間超、バスで移動しなくてはなりません。

事前にアホほど情報を仕入れているにも関わらず、常に変更が起こる謎の国、イタリア
まあそれは今の時代、当たり前のことなんでしょう。


想定外の場所でバスのチケットブースを見つけた我々は、前の人が購入したのを無事見届けました。
よし次は私達の番!と意気込んだものの、何故かオフィスのお姉さんは「ちょっと待ってて!」と言い残しどこかへ立ち去ってしまいました。

「ちょっと待ってて」という言葉を信じ、待つこと10分。←ちょっと?
理由はわからねど、取り敢えず戻っては来てくれました。※安堵

ようやくETNAバスのチケットを購入し、バス停の場所をきっちり確認します。←重要
その後は喉の渇きを潤すために水(1€)を買いました。近くに自販機があってよかった。
(1€=162円は高いが背に腹は代えられない)


バス停の時刻表を睨みつけながら、ひたすら待つ。
一人、また一人と待ち人は増えていきます。
時間通りに来ないことは折り込み済みなので特に腹も立たないけれど……遅延は10分を優に超えました。
色んなバスがひっきりなしにやってきますが、私達が欲しいバスはなかなか来ないもんです。

“ま、しゃーないよねぇ…笑笑”

何せイタリアに到着したばかりだから、いつもの五倍ほど寛容なんです。←旅あるある

次々とやってくるバスたち。
シラクーザ、ノート、メッシーナ…… エトセトラ
予定時刻から遅れること15分くらいかな。←何も感じなくなったら一人前

ようやく“ラグーザ“行きのバスがやってきました。
😘祝
わくわくしながら乗り込むんですが、まずはスーツケース(ヘビー級)二個をバスの下の荷物入れにINしなくてはなりません。

もちろんマイセルフ!
日本って……ほんと優しいよね。
と思うんだけど、そんな事言っても仕方ないので、空間を見つけてがっつり押し込みます。
※バスの両側にスペースがあるため、どこかしら空いてるはず。ただし車の通る道路側から入れるときは、車に轢かれないように注意

バスは古くて、座席はお世辞にも綺麗とは言えない。


落書き、破損、リクライニングが壊れてることも当たり前の状況。
最初は「あーあ……電車にすればよかったかな?」と思ったんだけど、ネット民の言葉(バス選択を強く推薦)を信じ、大人しく着席します。

そうそう。
シチリアの日中はとても暖かく、ぶっちゃけTシャツ一枚でも全然OK。
バスの空調はかろうじて効くって感じだけど、途中まったく風が来なくて暑かった。
元々乾燥した土地柄なので、喉が渇きまくる。そのあたりを加味していなかった私は、水を一本しか買っておらず、チビチビと喉を潤すしかなかった。
二時間超のバス旅。
果たして耐えられるのか!?


走り出して10分。

”おいおい……きったねぇ国だな……”

これが最初の感想。
空港の周りだからか、ゴミ、ゴミ、廃墟、ゴミ、かつては畑だったかもしれない荒れ地、ゴミ………。

シチリアの広陵とした土地はこんなもんなのか……と唖然。
イメージはオリーブとレモンの木が生い茂る豊かな土地だったはず。


走ること30分。
変わらない景色。
変わらないゴミ……。
放置されたままの壊れた車。

ちらほらあるレモン?の畑は一応網で囲いがしてあるから、管理としては充分なのかもしれない。
でもゴミ……多め。
空き地、荒れ地、多め……。

隣の主人が言う。
「もともと貧しい土地だからな…」と。
シチリアのことなどほとんど知らない私にとって、かなりショッキングな光景で……ちょっと心が折れかけた。
空港から一時間。
所々、町があって、それはイタリアの田舎町って感じで気持ちが落ち着いてきました。
※見慣れたともいう

とはいえ、植物も生えないハゲ山(丘?)が広がっていると、どこに連れて行かれるんだろうと不安に。
加えて、ドライバーの性格なのか、はたまた道路の整備不良か、とにかく上下左右に揺れまくるんです。

その頃の私はほんのりバス酔いをしていました。
やたらと喉が渇くので欠かせないのはやはり冷たい水でしょう!
エアコンの涼しい空気が止まれば、いよいよ気分が悪い。

はよ着け!ラグーザ!!!

と心の中で🤑何十回も叫んだ。
耐えに耐えて、二時間超。
ようやくRagusa(ラグーザ)の🚌バスターミナルに到着しました!

zamaバスターミナル
色んなバスが発着しています。
近距離から中距離まで!

降り立った新市街はとても美しく、The街って感じでホッとしたけれど、まずは🧳スーツケースを下ろし、タクシーをゲットしなくてはなりません。
何故なら、今回二泊するアパートメントのオーナーが昼休みに入るから。←重要
※前もってBookingの連絡ツールでやりとりしています。

🚍バスターミナルにはTAXI乗り場があり、かろうじて1台だけ客待ちしていました。速攻でホテルのバウチャーを見せ、GO🏁。
わくわくしながら景色を楽しむこと20分。ようやく今宵の宿に到着しました!※タクシー15€

二泊お世話になる絶景のお宿、
さんです!

ホテル紹介は次回へ。


続く