+B電圧が異常に低かったため、トランジスタリップルフィルタの電流を増やすことにしました。
値を決めるのにVRを使用して電圧を測定してみました。
すると、設計値190kΩに対し、何と45kΩで正規の電圧が出ることがわかりました。
トランジスタのhfeのばらつきとしても大きすぎるように思えます。
まあ、取りあえず22kΩ抵抗を直列にして44kΩ+α(選別して大きめのを選んだので)にしました。
最終的な回路図は下図になります。
脚を取り付けて、早速試聴してみることに。
TEACのスピーカーでは明らかに低音不足でしたが、DENON SC-E737につないだところ、低音が出ていることが確認できました。
測定器を持たない私は聴感に頼るしかありませんが、高音も落ち着いているところから、周波数特性が多少かまぼこ形になっているようです。
でも、ボーカルは好ましく、ストリングも綺麗に聞こえて古くさい音ではありません。
確かに最新の、マイリー・サライラスなどの重低音バンバンの曲では力不足を感じることもありますが、エルトンジョンや、サイモンとガーファンクルなどは綺麗にゆったりと聞かせてくれます。
あとは、お金が貯まったら出力トランスをランクアップしてみようと思います。