この1週間ほどでコツコツと部品を取り付けて、本日NFBを除いて一応全ての部品の取り付けが終わりました。
カップリングコンデンサに、アムトランス社の金足コンデンサを用いてみました。
金メッキのアース母線が輝いています。
回路図の元は下の図ですが、初段は12AX7から音が良さそうなロシア製の6N2P(6Н2П)に変更してあります。(図は直してありません)
さて、12Fと6Z-P1と6N2Pを挿して、電圧のチェックをしてみました。
何せ、チョークトランスの代わりにトランジスタを用いたので、一応計算したのですが、どんな電圧になるのか想像もつきません。
真空管は、すべて銘柄が前に来るように配置しています。
トランジスタは、後から穴を開けてこの部分に取り付けてあります。
さて、電圧を測定してみると、トランジスタの手前が291Vでほぼ予想範囲内でしたが、トランジスタを通った後が、158Vと予定の235Vを大幅下回ってしまいました。
この電圧を決める抵抗部分を綺麗に作りすぎて、取り替えが面倒くさそうです。
取りあえず、音を出してみることにして、PC出力を入力に入れてみると、何と音が出てきました。
正規の電圧では無いのにさすがは真空管アンプ、多少の誤差では関係ないってか!
音は、中高音は良く出ていますが低音が今ひとつです。
出力トランスが、ラジオ用の2Wクラスを使用したのが最大の敗因か?
電圧の調整ができたら、他社の3Wクラスを購入してみようと思います。
また、まだNFBを付けていないのでやはり高域では歪みが出ています。
ハムは聞き取ることはできませんが、ヒーターの片方はGNDに落としておいた方が良いのか悩んでいます。
まあ、構想2年、製作約2ヶ月(ほとんどシャーシ製作)、やっと2作目、長かったなあ。
この次は少し大型の6C33か、815辺りのアンプを設計してみたいと思っています。
この調子でいったら本当に死ぬまでに収集した真空管を使い切れなさそうなのが心配です。