なぜか、試乗会の案内が来なかったのですが、妻が「UP!」に興味を示し案内のはがきは来なかったのですが、試乗に押しかけることにしました。
営業さん曰く、トゥーランから乗り換える人はいないだろうと言うことでリストアップされていないとのことでした。
行ったときはまだ2組ほどいた程度でしたが、スタッフが少なくいつもの営業さんが、鍵を渡してくれて早速試乗してきてください、といってくれました。
写真で見ると泥棒ひげのような顔つきですが、実際には黒い部分がグリルのハッチになっており、違和感はありませんでした。
試乗車は、HighUpで、革巻きのステアリングホイールでしたが、あまり高級感はありませんでした。
シングルクラッチなので、必ずNレンジに入れてからエンジンをかけるように言われていたので、その通りにしました。
小さなエンジンがブルルンとかかり、早速Dレンジに入れて店を後に、走り出しました。
シングルクラッチなのである程度覚悟はしてましたが、シフトアップ時の前のめり感はソフトですが結構長めでした。(アルファの147より長めです)
でも、走っているうちにそれもそれほど気にならなくなります。
普通に走っていると、音は大変静かですが、スピードを上げてくるとエンジン音か、何か風きり音のような音がします。
キックダウンはしなくてもシフトレバーをマイナスにすればここは素早く行われます。
パワーは街乗りでは十分、だけどきっと高速では歯がゆい思いをするでしょう。
もう少しパワーが欲しいところです。エンジンルームはすかすかで、将来GTIで1.2Lを乗せてくることでしょう。バッテリーがサイコロみたいな小さなもので少しびっくりしました。
さて、価格は十分に国産車に肩を並べています。
その跡があちこちに見られます。
電動格納ミラーでは無い、韓国製の花柄のタイヤをはいている、リヤのフェンダ内張が無く、バンパー裏が丸見え、後席の窓は蝶番で少し開くだけなど、必要のないものは大胆に省かれています。
でも、乗ればちゃんとしたフォルクスワーゲンクオリティが味わえます。
後席も、事前情報ほど狭くありませんでした。
トゥーランの2台目としては十分でしょう。
でも、やはり1台にまとめるとすると少し厳しいかな。
営業さん曰く、利益の薄いUp!ばかり売れたら困るようです。フォルクスワーゲンはアフターケアも重視されているので、お客さんが増えると営業さんの仕事が増えるからでしょう。
ターボ付けてくれたら楽しそうです。クロスUp!などもありそうです。
先行きは楽しみな車です。