![Kachiigazo1 Kachiigazo1](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e3/63b35caefabe055da0f6d43324c0cb12.jpg)
カッチイは、某観光系専門学校で、講師もやっているのだが、ご時世にあわせて、パソコンを使う授業を取り入れている。
パソコンでの検索の仕方など伝授しているのだが、あるコが授業も聞かないで、いつのまにか描いていた落書き。カッチイの似顔絵だという。
出っ歯なところとかよく見てる(笑)でも、ホントは、もっと美人よ。
面白かったんで、許可をとった上で、こちらに公開することにしました。カッチイは、コンピューターマニアなんていうには、おこがましいけれど、あのコたちからの見たら、そう映ったのね。
美しき誤解だわ。授業中は、かれらが出すエラーメッセージを直すのに駆けずり回っている。頼むから、覚えてくれい!
2002年撮影 「カッチイの写真館」より移動
各新聞社の報道を、時系列にまとめてあって、一目瞭然、見やすいのだ。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/germany/
ここのところのトップニュースは、なんたって、正式にメルケル政権が、発足したところだが、「日本人女性、殺人容疑で逮捕」の三面記事的ニュースのほうが、目をひいたりして。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051125-00000068-jij-int
デュッセルドルフに住む日本人女性が、年の離れた夫(46歳)の連れ子を、2歳の男児を旅行用スーツケースの中で窒息死させた容疑で逮捕されたというのだ。
デュッセルドルフは、別名ヤパーニッシュドルフ(日本人村)と言われるくらい、日系企業の駐在員の多く住むところで、お金さえあれば、まったく日本と変わらない生活ができるところだ。夫の会社でのヒエラルキーが、奥さん連中にも、反映されてしまうとか、まことしやかに、駐妻の気の使いようは、喧伝される。この事件は、現地では、日本人社会で、尾ひれはひれついて、噂になっているんだろうな。
昔、歌手の岩崎宏美さんが、○菱商事に勤めるダンナ(財閥の御曹司らしいが、サラリーマンだったのね)が、デュッセルドルフ勤務になったのについてきたけど、まもなく子供を連れて帰って、離婚になったね。
幼児虐待に至ったのは、プライバシーに属することであるが、異国の日本人社会で、ダンナが出かけてしまえば、幼児と取り残され、密室での暴挙が、誰にも、止められなかったのが痛ましい。
たまたま駅で、幼児虐待のポスターを目にしていたので、このニュースが、心に留まったのであるが、自分の子供でも、子育てのなかで、本気で、子供に腹をたて、こぶしを握りたくなるという衝動じたいを、否定することはできないのだろうと思う。しかし、その暴力を振るえば、絶対的に、大人は、力が上なのだ。そこを、どこかわかった上で、手を挙げてしまう卑劣さがある。人間の理性って、何だろうかと思う。
台風が、やってくる気配があって、今日は、曇りがちで、どんよりしたお天気である。雨が降ったほうが涼しいかな。なんて言ってられるのは、お気楽。関西、特に大阪、奈良あたりは、台風や自然災害が、すりぬけてくれる地域だが、アメリカでは大変なことになっている。
世界的に異常気象が言われて久しいが、アメリカでは、大型ハリケーンが「カトリーナ」が、ルイジアナ州ニューオーリンズに襲った。
ニューオーリンズは、フランス領であった歴史に加え、ジャズの生誕の地でもあり、グルメな街で、カッチイの中では、アメリカで行ってみたい都市の上位にランクされていた。その街が、水没80%と聞いて唖然とする。
カトリーナは大きな破壊力を持つハリケーンだと、何日も前から来ることが分かっていた。ニューオーリンズ市は、事前に全市民に避難命令を出していたのに、避難しなかった人も多かったらしい。市民に防災対策への危機意識が、市民、行政共に薄かったことが、被害を大きくしたようだ。
ここでアメリカの貧富の差が、露呈したのだ。避難先を確保できたのは、車を持つ人や、自力で避難先を確保できる経済力のある市民に留まってしまった。自然災害の前には、大国も、もろいものだ。過去最大級の、数千人以上の死者を出すことになるという。
ライフラインが閉ざされ、水や食料、医薬品が不足するなか、人々が不安や不満を募らせ、略奪や暴行事件が起こっているという。アメリカ人は、野蛮だなどと言うつもりは全くない。自暴自棄に陥ったら、人間は、何人だって何をするかわかったものではない。ただ、銃が認められているアメリカ社会では、人々が、実力行使に出やすい背景はあると思う。
イラクに投入している資金や人材を、国内に振りかえるべきたという批判があるのにブッシュ大統領は、「テロとの戦いも被災者支援も両方やる。」と言ってはばからなかった。アメリカも、ドイツも、日本も、政権の正念場を迎える秋の季節になりそうだ。
先週の金曜日、雨に降られて、風邪をひいた。熱はないし、食欲もあるが、味は、ほとんどわからない。こういうとき、大好きなコーヒーを受け付けなくなる。うちのショップのハーブティに、はちみつを入れてガブガブ飲みながら、新聞を読んだ。
1945年5月8日は、ドイツが、連合国軍に、無条件降伏した日なので、8日前後は、そのニュースが、国際面に出たね。「ドイツAkutuell」にもその関連のニュースをリンクしておいた。ドイツと日本は、同じように敗戦国となり、戦後復興して、経済大国となった似たような歴史を持つと言われるが、似て非なる部分のほうが多いと思う。
ナチスによる大量虐殺を実行したという事実に、ドイツは謝罪の道を選ぶしかなかった。ひきかえ、日本は、過去の植民地支配と侵略に「痛切な反省」と「心からのおわび」という美辞麗句に飾られた中途半端な態度に終始してきたから、中国を初めとする周辺諸国から、ドイツを引き合いにして、ドイツは真摯に反省しているののに、日本は、反省が足りないという主張に出られる。
ドイツに暮らしていたとき、アジア人同士で固まる傾向があって、私もタイや台湾の女の子と親しくしていたが、いざ戦争の話題になると、びしっと日本の侵略に対し激しい意見に合い、おろおろしたものだ。戦争に直接加担しなかった私たちの世代も、日本の外に出たら、きちんと日本が、歴史に向き合わなかったツケに対面することがある。
平和教育に携わる人たちは、ドイツをお手本にして、自国批判の立場にたち「平和論」を展開する人も多いが、ドイツは、反省一辺倒に終始してきたわけでない。ドイツは、NATOの枠内で、再軍備にふみきり積極的に、アメリカとの関係を築いた。ドイツの歴史の授業で、アデナウワーの果たした役割が、非常に大きかったことを教えられた。ドイツは、徴兵制度を敷き、ドイツ基本法も何度も改正している。そしてEUを発展させてきた。ヨーロッパでのドイツの地位を模索しながら、リーダーシップを取ってきた。要するにしたたかなのだ。
ヨーロッパの真ん中にあって、自国に、自国民以外の人が住むのが当たり前になっている状況に、人々が慣れ、受け入れているというのは、日本の比ではない。
なんと言っても地続きで隣国なのだ。日本が島国であるという地理的状況は、よくもわるくも日本人を鈍感にさせてきたように思う。