とうとうブッシュ大統領は、最後通告をつきつけた。会戦の可能性は、99.99パーセントだわね。「やるぜー」と嬉々とした表情だった。ウンザリ。小泉首相は、この期に及んで「アメリカ全面支持」を掲げたが、パウエル国務長官は、どこの国と話し合ったかというと、フランスやドイツの外相の名前は出したが、最後まで日本の名前は、クチにしなかった。いざとなれば、全然頼りにされてないのよね。
全く国連も無力だわね。何のための国際機関なのか。アナン事務総長は、きわめて影が薄かった。「筑紫哲也のニュース23」で各国の若者が、この戦争についてどう思うかのレポがあったのだけど、ドイツ、アメリカ編は、それぞれに興味深かった。ドイツの16歳のギムナジウムの学生は、イラク攻撃反対のデモに、ガールフレンドと参加し、家族との夕食の団欒で、このことを話題にし、若者の意見もとりあげるというヨーロッパ議会の公聴会にひょいと出かけたりする。そんなことを日常生活のなかで何でもなくやってのける。アメリカと友好関係を築いてきた自国の歴史はよく知っている。しかし今回、はっきりNOというシュレーダー首相を支持するという。
アメリカは、ワシントン大学に通うオレゴン出身の学生が登場。アメリカの正義をまくしたてる。アメリカの軍事攻撃により、フセインを追い出し、民主主義をイラクに打ち立てられると早口でまくしたてる。よく言えば、純粋で無邪気。でもあまりに一方的で、傲慢がある。
日本はというと、ともかくも良くも悪くも、平和ぼけ。ロシアが消滅し冷戦終結。自国がダイナミックに移り変わる東欧・ソ連などの激変は人ごとだった。湾岸戦争も遠い中東で起こっていて人ごと。ぼーとしている間に、縁のある朝鮮半島の北側の国は、独裁者の支配する奇怪な国になっていた。
アメリカの今回の強引な立ち回りを見ると、自国の利益にならなければ、極東の同盟国などあっけなく見捨てしまうのはないだろうかと思わせる。北朝鮮からテポドンが飛んできても、私達はボーゼンとするしかないのだろうか?自国の意見を、国際社会にきちんと表明できないでは、全く情けない。そのしっぺ返しは、いつかきっと来る。不良債権も同じ。ツケはいつか必ずやってくる。何事も、先送りをする日本の姿勢は、どこで止まるだろうか?(やっぱり、先送りできる体質を許す国民性、経済の体力があるからだろうね。)
全く国連も無力だわね。何のための国際機関なのか。アナン事務総長は、きわめて影が薄かった。「筑紫哲也のニュース23」で各国の若者が、この戦争についてどう思うかのレポがあったのだけど、ドイツ、アメリカ編は、それぞれに興味深かった。ドイツの16歳のギムナジウムの学生は、イラク攻撃反対のデモに、ガールフレンドと参加し、家族との夕食の団欒で、このことを話題にし、若者の意見もとりあげるというヨーロッパ議会の公聴会にひょいと出かけたりする。そんなことを日常生活のなかで何でもなくやってのける。アメリカと友好関係を築いてきた自国の歴史はよく知っている。しかし今回、はっきりNOというシュレーダー首相を支持するという。
アメリカは、ワシントン大学に通うオレゴン出身の学生が登場。アメリカの正義をまくしたてる。アメリカの軍事攻撃により、フセインを追い出し、民主主義をイラクに打ち立てられると早口でまくしたてる。よく言えば、純粋で無邪気。でもあまりに一方的で、傲慢がある。
日本はというと、ともかくも良くも悪くも、平和ぼけ。ロシアが消滅し冷戦終結。自国がダイナミックに移り変わる東欧・ソ連などの激変は人ごとだった。湾岸戦争も遠い中東で起こっていて人ごと。ぼーとしている間に、縁のある朝鮮半島の北側の国は、独裁者の支配する奇怪な国になっていた。
アメリカの今回の強引な立ち回りを見ると、自国の利益にならなければ、極東の同盟国などあっけなく見捨てしまうのはないだろうかと思わせる。北朝鮮からテポドンが飛んできても、私達はボーゼンとするしかないのだろうか?自国の意見を、国際社会にきちんと表明できないでは、全く情けない。そのしっぺ返しは、いつかきっと来る。不良債権も同じ。ツケはいつか必ずやってくる。何事も、先送りをする日本の姿勢は、どこで止まるだろうか?(やっぱり、先送りできる体質を許す国民性、経済の体力があるからだろうね。)