昨夜フジテレビの特別ドラマ企画で、「フジ子・へミングの軌跡」を9時からやっていたのでチャンネルを合わせた。
フジ子には、菅野美穂ちゃん。彼女は、若手でうまいなと思っている一人。ピアノやドイツ語も特訓された模様。役者さんは、なんにでも挑戦しないといけないから大変だね。そりゃピアノは吹き替えでしょうが、手の動きとか練習されたのでしょう。専門家は、意地悪な指摘もできるでしょうがね。ドイツ語に関しては、個々の発音はともかく、やっぱり役者さんだから、イントネーションのつかみ方は、うまいなと思いました。ところがスウェーデン人の夫に去られた元・ピアニストの母に(十朱幸代)理不尽なしごきともいえるピアノのレッスンを強要させる前半の部分にうんざり。あんなに子供を認めない母親は、ペケですよ。自分の夢を押し付けてるだけじゃないのおと、だんだん退屈になってきた。
彼女がなんで無国籍になったのかもよくわからないまま、30を目前に難民としてドイツに留学以降、苦難の時代に話が移り、だんだん追い詰められていって、異様ないでたちになっていくあたりで、10時になって、竹之内豊くんの「ヤンキー母校に帰る」に、チャンネル変えちゃった。
こっちのほうが、やっぱり面白いもん。一筋縄でいかない生徒たちが尊敬する岩崎先生(原田芳雄)が倒れて担任をかってでる吉森センセ(竹之内豊)は、生徒たちの大反発に会う。一世を風靡した金八先生(武田鉄也)の生徒たちは、おとなしく可愛いもんだったと思わざるを得ない。この北友余市高校の生徒は、中退者の集まりで、ひとくせもふたくせもある。これぞイマドキというべきか。竹之内豊くんは、元ヤンキーの型破り先生を熱演。「星の金貨」以来のファンですう。正統派ハンサムだから、こういう豪傑な役は初めてなんじゃないでしょうか。生徒相手に啖呵切るところで、声はかすれたが、迫力ありましたわ。がんばって!