一度聞いて、あ、あの人だってわかる声、誰かと似た声と思わせないトーン、多分、歌手にとっては、その声に恵まれることは、必須条件だろうが、俳優もそうだろう。
NTT東日本のあたりまえをもっとずっとは、、映像と音楽とナレーションの幸せなコラボレーションだ。なにせ、音楽が、槇原敬之、ナレーション、吉岡秀隆、映像は、新垣結衣ちゃん、はつらつとした笑顔で、本当にかわゆい!この子は、ブレイクするんじゃないかしら。最強の人選です!
「すべては、つながらない人をつくらないために」「あたりまえを、もっとずっと」と、かぶるナレーションに、ぐらっと来てしまう。この声は、反則ダと、思わざるをえません(笑)
NTT東日本 光で、安心を、もっと の新作も登場したが、子供の安全というテーマに、あの優しい声は、ぴったしかんこん。彼のナレーションというのは、「北の国から」から始まったことだと思うけれど、純の子供時代から、少年、青年と、長らくナレーションを担当して、映像に絶妙にかぶる、かすかにかすれたウィスパリングボイスという彼特有のスタイルを、確立していったのだろうと思う。
彼の声そのものを高く評価するクリエイターたちは、彼を、好んでナレーターとして起用する。新開誠監督のアニメ映画「雲のむこう、約束の場所」の主人公ヒロキは、吉岡さんの声でやりたいということから、始まったという。
CGアニメーションの「葉祥明 白い犬のジェイク」も、映像とマッチしている。プロの声優さんの妙につやつやした声でなく、自然な暖かさに満ちた声というのは、子供に語りかける男性の声として、得がたいものだ。
「シャープのエコロジーライフで行きましょう」は、猫ちゃんの声も、かわいい。ネコになれてしまうのは、彼だけでしょう(笑)
癒し効果がある声は、商品に、安心感を届けたいCM業界では、今後も引っ張りだこでしょう。「鏡月グリーン 月とソラク山篇」に続くシリーズをお願いしますよ。サントリーさん。
カッチイとしては、「世界遺産」のナレーターを、寺尾聡さんから、引き継いでほしかったのだけど、オダギリジョーくんになったのが、残念。飛び跳ねた役が多いオダジョーだが、意外に落ちついたナレーションぶり。でも、世界遺産は、寺尾さんくらいの年齢の人がやるほうがふさわしいかもと思ってしまう。このナレーションは、いつか吉岡くんにやってもらいたい。
「障害イズム」というドキュメンタリー映画のナレーションも担当したのは、「学校Ⅱ」で、障害者を演じたことと無関係ではないと思うけど、こういった地味なテーマの仕事もするのね。(残念ながら未見)
「シルクロード浪漫」のように、旅ドキュメンタリーに、ご本人が出演して、ナレーションも全編担当していただくというのが理想かな。車の運転が上手そうなので、ドイツのアウトバーンをすっ飛ばして、ワインの醸造地を、訪ねまわるとかというのをやっていただきたいわ。ドイツの新緑の中に立つ吉岡さんを、見てみたいっす。