戯言

単なる独り言

追記

2006年01月19日 | 旅行記

ついつい食べ物の話だけで終わってしまったが
旅行の醍醐味は『食』に続いて『温泉』

あたしが泊まった旅館は、長崎の『新湯ホテル』ってトコなんだけど
現在は『ホテル東洋館別館』が正式名称らしいо
その名前の変化を仲居さんに尋ねると
もともとは別のホテルだったのだが、東洋館の娘さんが新湯ホテルに嫁がれて同じになったとかо
察するに、新湯ホテルの経営が傾いたから別館扱いになったのかな?なーんてな(余計なお世話)

そんな話はさておき、このホテルは2つの温泉があり、売りにしているのはエステルームを完備した新浴場о
アロマ風呂あり、サウナあり、露天風呂ありの老若男女にウケそうなものо
もちろん、あたしも着後早々こちらのお風呂に入ってみたо
ほの暗い浴場なので、お湯がどんな色なのか分からずだったが
かなり透明に近い色だったと思うо
夕食前の入浴ともあって、のんびりとは入っていられず
更に寝る前にもう一度入ってみたо
今度は源泉情報をじっくりと見つつ…

『げっ!かけ流しじゃないぢゃーん!』

ここは長崎!しかも、すぐ裏手に雲仙地獄めぐりが出来る源泉の元があると言うのに?
と戸惑いながらも、その日は就寝о
翌朝、もうひとつの温泉へ行ってみたら
ここが本格的な温泉だった模様о
源泉も深いところからお湯を汲み上げているとかで、お湯も濁っているо
肌にも優しい感じだし、効能もありそうо
しかも、こっちの方が情緒があって、かなりいい感じо

朝から大雨で、ただでさえ薄暗い浴場に更に暗さが増しており
ドア一枚で隔てられた露天風呂へ浸かったまんま移動すると
湯気とそばにある源泉の湯煙とで、かなり幻想的な世界が広がるо
こんな温泉に浸かったのは初めてだо
朝なのに朝の明るさはない、あるのは夜に近い薄暗さと雨音、
そして源泉を汲み出す音…о

ちょっと魅力的な空間であったのは言うまでもなくо