ついつい食べ物の話だけで終わってしまったが
旅行の醍醐味は『食』に続いて『温泉』
あたしが泊まった旅館は、長崎の『新湯ホテル』ってトコなんだけど
現在は『ホテル東洋館別館』が正式名称らしいо
その名前の変化を仲居さんに尋ねると
もともとは別のホテルだったのだが、東洋館の娘さんが新湯ホテルに嫁がれて同じになったとかо
察するに、新湯ホテルの経営が傾いたから別館扱いになったのかな?なーんてな(余計なお世話)
そんな話はさておき、このホテルは2つの温泉があり、売りにしているのはエステルームを完備した新浴場о
アロマ風呂あり、サウナあり、露天風呂ありの老若男女にウケそうなものо
もちろん、あたしも着後早々こちらのお風呂に入ってみたо
ほの暗い浴場なので、お湯がどんな色なのか分からずだったが
かなり透明に近い色だったと思うо
夕食前の入浴ともあって、のんびりとは入っていられず
更に寝る前にもう一度入ってみたо
今度は源泉情報をじっくりと見つつ…
『げっ!かけ流しじゃないぢゃーん!』
ここは長崎!しかも、すぐ裏手に雲仙地獄めぐりが出来る源泉の元があると言うのに?
と戸惑いながらも、その日は就寝о
翌朝、もうひとつの温泉へ行ってみたら
ここが本格的な温泉だった模様о
源泉も深いところからお湯を汲み上げているとかで、お湯も濁っているо
肌にも優しい感じだし、効能もありそうо
しかも、こっちの方が情緒があって、かなりいい感じо
朝から大雨で、ただでさえ薄暗い浴場に更に暗さが増しており
ドア一枚で隔てられた露天風呂へ浸かったまんま移動すると
湯気とそばにある源泉の湯煙とで、かなり幻想的な世界が広がるо
こんな温泉に浸かったのは初めてだо
朝なのに朝の明るさはない、あるのは夜に近い薄暗さと雨音、
そして源泉を汲み出す音…о
ちょっと魅力的な空間であったのは言うまでもなくо