VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

逗子で環境を考える

2008年08月09日 | 湘南・逗子の暮らし
週末、逗子海岸のビーチクリーニングに参加していると言う東京在住の友人、小川さん。ビーチに行く前に、我が家へ寄ってくれた。
Bethもご挨拶!

小川さんのように逗子在住でも無いボランティアの手によって、ビーチの環境が維持されている事を知り感謝。

 
今日は、この後も環境系の勉強会があり参加した。
私も会員である、[NPO逗子文化の会]主催のフォーラムで『サミット後の環境対策』と題して
地元逗子在住で、まちづくり活動にも参加して下さっている、外務省(地球環境問題担当の特命全権大使)小町恭士氏(右)がご講演。
司会進行、喜多さん   

[気候変動問題に関する最近の国際交渉]という外務省(国際協力局 気候変動室)の資料をご紹介頂きながら
洞爺湖サミットの裏方として動かれたお話を交えて、環境問題の世界情勢を冷静に解説下さった。

CO2排出量は、米国や日本は人口1人あたりにすると先進国が多いが、
GDPあたりでは少なくなり、逆にロシア・中国・インドが上位の排出国になる数字。
新興国産業シーンにおいて環境技術の導入は急がれるが
全国民生活シーンでは、新興国はまだまだ前近代的な生活レベルが大半という事のようだ。
我々が今のようなエネルギー消費量の大きい生活スタイルを維持する事を前提にするべきなのかは、やはり疑問を持つ。

京都議定書、2013年以降の枠組みについて、先進国⇔途上国がどこまで歩み寄れるか。
その検討プロセスや、洞爺湖サミットの成果などと共に日本の政策[「低炭素社会・日本」をめざして]の内容も要約紹介して下さった。
国として技術開発への投資や仕組みづくりも重要だが
この中でも“地方の活躍”“国民主役の低炭素化”と柱が設けられたように、国民一人一人が何ができるかを考え、行動する事が何よりの解決策である。

今日お会いした小川さんや、集まった文化の会の方々はそんな“Think Globally, Act Locally”が実践できる人達である。