VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

豊かな住生活国民推進会議

2008年08月28日 | 住宅業界
豊かな住生活国民推進会議]なるものが設立され、その記者発表会があった。

住宅生産団体連合会(住団連)が中心になり、設立発起人会代表の奥田碩経団連名誉会長はじめ13人の発起人によって設立された。
経団連会館にて発表会。 

左から住団連会長で運営委員会委員長の和田積水ハウス会長、準備委員会委員長の平林同社常務、住団連の佐々木専務理事。
(奥田氏のお話も聞いてみたかったが・・・)
  

2006年6月に「住生活基本法」の施行、また「住生活基本計画」策定時にも国交省では
そこに謳われた“豊かな住生活”について、豊かさとは何か?目標を数値化できないか?と言った議論がなされてきた。
しかし、価値観にも関わるその回答は容易ではなく、まずストック社会のインフラとして「長期優良住宅」の基準が示され
将来の国民が住宅取得の為に、今までのように高いコスト負担をかけずに生活ができる環境づくりが進められている。

今回この政策を経団連など経済団体が後押しするのは、内需主導型の経済の柱として住宅産業を盛上げる為である。
住宅産業の規模は年間19兆円、関連産業の生産誘発効果を入れると36兆円という事。

設立の目標を9つポイントにまとめ、国民にその実現をアピールし
今後の活動は、大規模な国民アンケートの実施や10月29日の国民推進会議大会の開催などを予定している。

目標の1番目に挙げられた、「素敵な住まいと街がある国にしたい」というテーマの
“素敵”を求めて、私も国内外の住まいと暮らしを探求中。国民推進会議の動きに注目してみたい。