VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

田原総一朗氏が記念講演、不動産ジャナリスト会議20周年

2009年09月15日 | 住宅業界
私も所属する日本不動産ジャーナリスト会議が創立20周年を迎え、記念講演会と懇親パーティを開催した。
記念講演の一人目は「時代を読む」と題して、ジャーナリストの田原総一朗氏が登壇。

丁度、鳩山内閣が組閣の日。田原氏は過去の自民党政権を振り返り
「自民党は借金で景気付けをしてきたが、国民に夢を売ることができなかった」と
将来展望が無かったことを敗因に挙げ、「国民は民主党の勝ち戦に乗っかった」。

しかし民主政策に景気対策と安全保障が欠けることを強調し「秋には経済はリバウンドし、年末には国民の民主熱も下がる」とも。

安全保障にも関わる日米の関係性は、中国が入った3国で‘二等辺三角形’の状態。米中が近い辺の2等辺であり日本は遠い存在になる恐れ。
そうならないように、日本はアジアの中で米国に対して‘世話役’に徹する事が存在感を保つ秘訣であると。
(決してアジアの‘盟主’になろうとしてはダメ、世界大戦の二の舞と釘をさす)

面白かったのは小沢一郎の話。小沢氏ほど今の日本で政治家と言える人物はいないと前置きしながら
「彼は全く政策なんて興味がない!今は自民党をバラバラにしたいと思案している」その為には民主を分裂もいとわないんだとか。
社民党は労働組合、国民新党は郵便局の組織が欲しいから組んだわけだが、参院選後はどう動くのだろう。
田中金権政治の申し子である小沢氏が引き続きどう力を発揮するのか見物である。
   (と思っていたらヤラレました!友人が出馬した神戸市長選で元自民の現職を小沢氏が民主公認!?何すんねん!)
などなど、田原氏は好きな事を脈略無く話して去って行った・・・コストパフォーマンスに疑問は残るが有名人とはそんなものだ。

記念講演の二番目は、日本不動産学会の三橋博巳会長が「宇宙不動産は、だれのもの?」と言う飛んだ演目にて登壇。

宇宙の定義は「100km上空あたりから」という解説に始り、「宇宙法・宇宙条約・宇宙基本法」の話で目が覚めた!
宇宙ステーションは若田宇宙飛行士の滞在で身近な情報にもなったが
既に宇宙旅行(6人)や土地販売、宇宙ホテルなど宇宙ビジネスが現実的なものになっている事を知らされた。
不動産学に宇宙が対象に入ってくるのも近い将来であるという話は、田原氏の超どろくさい現実話から一転夢のある世界へ誘われ・・・良い組み合わせだった。

講演終了後、懇親パーティが関係団体や業界の方々を迎えて行われた。(左、阿倍代表幹事が挨拶)

次々と不動産関係団体の代表や不動産業界のお歴々からお祝いのご挨拶を頂く。

最後は紅一点、現在インターンでジャーナリスト会議に来ている慶応大学の森愛ちゃんにもマイクが。

ご尽力頂いた代表幹事の阿倍さん(左)と事務局長の千葉さん「お疲れさまでした~!」