VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

逗子カーフリーデー・シンポジウム2009

2009年09月22日 | 湘南・逗子の暮らし
地元の逗子市で[歩行者と自転車のまちを考える会]という市民活動の会長をしている。
昨年に続き市民への啓発を目的としたシンポジウムを開催。
今年はカーフリーデー・ジャパンに市民団体として参加宣言し、車に依存しないまちづくりの社会実験に向け一歩踏み出した。

今日のシンポジウムは、講演会&パネルディスカッションの2部構成。  @市民交流センター

基調講演に自転車ツーキニストとして有名な疋田智氏(本業はTBSプロデューサー)を迎え、
聴衆も疋田ファンなど普段の市民活動とは違った顔ぶれが集まった。

自転車通勤で得られた健康&減量17kgの体験談を写真入りで面白おかしく紹介したり、
車を持たない事で生活コストが10年で700万円は削減でき、住宅ローンの返済に充てたという身近な話から
ドイツの自転車活用先進都市の事例や、日本でもメタボ・糖尿病対策に10兆円規模の効果を上げれるという
政策提案まで盛り沢山な講演に、参加者は引き込まれた。 
60-70歳代でも自転車による筋肉強化はできると「ママチャリもサドルを今より少し上げる」など運動に効果的なアドバイスも。

講演後、シンポジウム後半は当会のメンバー谷&三浦両氏による[逗子カーフリーデー構想]を提案プレゼンし
逗子市環境都市部:鈴木次長、逗子警察署:青木交通課長、逗子市商店街組合連合会:関沢会長に加わって頂き
疋田氏を交えたパネルディスカッションで、逗子の現状と何ができるかを意見交換した。

警察からの数字では、逗子市の交通事故の[高齢者:約30%][2輪車:40%]が多いのが特徴で
2輪車もバイク事故が85%と大半という事であった。

また商店街客の内容では、[公共交通(バス):38%][徒歩:24%][車:18.5%][自転車:15.3%]という調査結果。

今後行政や関係団体との協力を得ながら、マイカー利用を減らしバスや自転車利用促進によって
環境改善や市民の健康増進にも寄与できるよう活動を促進してゆきたい。

さてシンポの最後は、我が会のイベントでは恒例になっている参加者への自転車プレゼント抽選会!
疋田氏による抽選!
今回は小径20インチの自転車(しまむらサイクルセンター提供)とヘルメット&メカニックエプロン(HIRAKOサイクル提供)がプレゼント。

会場に20万円代の高級自転車や電動アシスト自転車などを、市内の自転車屋さんであるHIRAKOさん(左)と、しまむらさんが展示してくれた。

シンポジウム終了後、疋田さんを囲んで会のメンバーで打ち上げ @VahanasBar お疲れさまでした!