今年度から住宅生産団体連合会(住団連)の会長に就任した、大和ハウス工業の樋口武男会長に
日本不動産ジャーナリスト会議の研修会でご講演頂いた。
講演前に皆で箱弁を食べた後は、お薬も忘れずに・・・(何故か全てがコミカルでカワイイ樋口会長)
冒頭の懇談で「今さっき、業績予想の修正リリースをしました」と、5月時予想の営業利益450億円(連結通期)に対し620億円の37.8%増
という景気の良い話から。 (とは言っても前年比▲16.7%ではあるが)
原価の低減と経費削減の成果等による営業利益率の改善という事。住宅事業での改善が大きく、相当市場を厳しめに見ていた事が伺える。
さて、お話は住団連会長就任ということでの講師依頼だったが、お得意の『熱湯経営』話で盛り上がった。
H15年に亡くなられた大和ハウス工業・石橋信夫オーナーの息がかかった社員も少なくなる中で、
機会ある毎に石橋オーナーの経営哲学や逸話を話される樋口会長は‘語り部’のようである。
(私もそんなお話や石橋信夫記念館見学で、石橋オーナーに魅了された一人)
石橋オーナーは最期の4年間、能登の石橋山荘(と呼ばれる別荘)で療養され
樋口会長は度々経営報告や相談に訪れた時の話では、笑いを取りながらその思い出を楽しそうに語られた。
自らの経営哲学も「事業も人によって決まる」と人材育成の重要性を「会社には人財と人在と人罪が居る」と、
コスト削減による余剰人員も首切りはせず、新規事業に活かそうとする動き。
ダイワハウス創業100周年には10兆円を目指してグローバル事業にも力を入れる。
新規事業では“フ・カ・ケ・ツ・ノ”(最近‘ノ’が加わった)事業を推進すると言う標語。(“福祉・環境・健康・通信・農業”)
住宅の工業化の次は、農業の工業化に取り組み無農薬野菜を作るらしい。
ちなみに住団連会長としては、昨日、政治家に陳情へ行ったときの話。
初めて民主党の先生に陳情ということで、天下りの住団連専務理事は同行を控え
辻本国交省副大臣と長安大臣政務官に面会したところ、辻本副大臣の低姿勢に驚かれた様子。
「住宅支援の相続税非課税枠を2-3000万円」という提案に共感する長安政務官は「相続税自体がおかしいと思っている」とも。
着工戸数が85万戸割れだと4000億円の税収減と計算し、10万戸増える政策をと陳情して来たという事であった。
来年、年男の71歳。住団連会長となった今年は更に走り回ってご多忙の様子。
ご健康に留意されながら業界を牽引して頂きたいものである。
日本不動産ジャーナリスト会議の研修会でご講演頂いた。
講演前に皆で箱弁を食べた後は、お薬も忘れずに・・・(何故か全てがコミカルでカワイイ樋口会長)
冒頭の懇談で「今さっき、業績予想の修正リリースをしました」と、5月時予想の営業利益450億円(連結通期)に対し620億円の37.8%増
という景気の良い話から。 (とは言っても前年比▲16.7%ではあるが)
原価の低減と経費削減の成果等による営業利益率の改善という事。住宅事業での改善が大きく、相当市場を厳しめに見ていた事が伺える。
さて、お話は住団連会長就任ということでの講師依頼だったが、お得意の『熱湯経営』話で盛り上がった。
H15年に亡くなられた大和ハウス工業・石橋信夫オーナーの息がかかった社員も少なくなる中で、
機会ある毎に石橋オーナーの経営哲学や逸話を話される樋口会長は‘語り部’のようである。
(私もそんなお話や石橋信夫記念館見学で、石橋オーナーに魅了された一人)
石橋オーナーは最期の4年間、能登の石橋山荘(と呼ばれる別荘)で療養され
樋口会長は度々経営報告や相談に訪れた時の話では、笑いを取りながらその思い出を楽しそうに語られた。
自らの経営哲学も「事業も人によって決まる」と人材育成の重要性を「会社には人財と人在と人罪が居る」と、
コスト削減による余剰人員も首切りはせず、新規事業に活かそうとする動き。
ダイワハウス創業100周年には10兆円を目指してグローバル事業にも力を入れる。
新規事業では“フ・カ・ケ・ツ・ノ”(最近‘ノ’が加わった)事業を推進すると言う標語。(“福祉・環境・健康・通信・農業”)
住宅の工業化の次は、農業の工業化に取り組み無農薬野菜を作るらしい。
ちなみに住団連会長としては、昨日、政治家に陳情へ行ったときの話。
初めて民主党の先生に陳情ということで、天下りの住団連専務理事は同行を控え
辻本国交省副大臣と長安大臣政務官に面会したところ、辻本副大臣の低姿勢に驚かれた様子。
「住宅支援の相続税非課税枠を2-3000万円」という提案に共感する長安政務官は「相続税自体がおかしいと思っている」とも。
着工戸数が85万戸割れだと4000億円の税収減と計算し、10万戸増える政策をと陳情して来たという事であった。
来年、年男の71歳。住団連会長となった今年は更に走り回ってご多忙の様子。
ご健康に留意されながら業界を牽引して頂きたいものである。