VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

カナダのスーパーEハウス

2008年05月09日 | 住宅業界
カナダの省エネ・環境政策に基づいた基準をクリアした住宅をカナダ連邦政府が認定する『スーパーEハウス』。
洞爺湖サミットも迫る日本において、『スーパーEハウス』の普及を目指し
その日本における現状と新しいプロジェクトなどを紹介するプレス向けセミナーがカナダ大使館で開催された。

私は遅れて到着したので、各社のプレゼンテーションは終わり
以前、対談で御一緒した『スーパーEハウス』プログラムの国際プロジェクトマネージャーである
カナダ天然資源省の若林修氏が、質問に答えられているところだった。
 
日本では『スーパーEハウス』を建てる事ができる認定企業が約25社、現在約150棟が建設されているという事。
若林氏が担当されているスコットランドなどのヨーロッパと比べると日本は、まだまだ住宅における環境への取組みは緩いようである。

今回はセルコホーム仙台に続いて10日、神戸に『スーパーEハウス』モデルハウスをオープンし
(左、セルコホーム新本社長を挟んで)
 模型を手に土屋ツーバイホームの武藤部長
右上、7月にサミットに合わせて北海道で土屋ツーバイホームの「ネットゼロエネルギーハウス」がオープンする事がトピックス。
『スーパーEハウス』に地中熱ヒートポンプ、太陽光発電などを装備し、年間消費エネルギーを自給しようというものである。

セミナー後、カナダ産の食材を使ったランチが用意され、カナダ大使館の商務部梶田氏・Houlahan参事官のご挨拶で懇親が始まった。
 
 サーモンです

世界的な環境危機やエネルギー資源問題の中、日本人がこのまま贅沢をしていられる訳も無く
自動車のガソリン問題どころでない騒ぎに、家庭エネルギー問題がいつかやってくる。
住宅の省エネ創エネ化には投資が必要であるが、エネルギーコストの急激な上昇も有り得るので
税控除もある今、できる家庭は早く省エネ改修するべきである。 ハイブリッド車と違って、環境住宅は見えにくい所が普及の課題なんだよなぁ・・・・



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