最近の面白いなって思う出来事があります。
どうしても書き残してみたくなりました。
昨日、剣山の麓あやのもりで、奈良さんとボブサムさんの
『森聖の巡礼2012』の祈りのライブがありました。
そう、お世話になっているヤンジーとアグネスがこれから創って行く素敵な場所です。
もう、すでに何もなくてもすべてが揃っているような優しい森でした。
ボブさんは、二つの神話を奥様の解説付きでお話し下さいました。
彼は、アラスカの先住民族です。ガイヤシンフォニー5番?に出ていました。
星野道夫さんと繋がりのあったシャーマンです。
そのうち、今回が初めて披露してくださったというお話です。
人を喰ってしまう恐ろしい野獣(名前をカリンガア!?)を最後に生き残った青年に自分を生かすために人を救うためには、野獣が死んだとき「自分の家族のように友人のように愛する者のように手厚く葬りなさい!」と声が聞こえていました。しかし、青年は野獣が自ら岩の上に落ちて死んでしまったとき、亡骸を家族をそうしてきたように火葬しようとしました。いままでのことが思い出され怒りの炎が込み上げ抑えることが出来ませんでした。やがて、その怒りは火葬の野獣に乗り移り無数の蚊となって今も人間の血を吸い続けているのだそうです。
お話しの内容違っていましたらごめんなさい
ボブさんは、おばあさんから蚊は意識すれば寄せ付けることはないことを教わったそうです。
今も蚊には刺されないそうです。
私が、友人と森へ向かう途中の車の中で『黄金の蚊』のお話に熱弁をふるっているところでした。
実は、2週間以上も私の部屋には蚊が住んでいるのです。その蚊の羽音はキーンという軽やかな音なのです。決まった時間にわたしを起こしてくれるのです。が、明かりをつけてどんなに目を凝らしてもその姿は見えないのです。
毎日、蚊と一緒にいるのに姿がない!不思議で不思議でたまりませんでした。
何を知らせてくれるのだろうと・・小さな蚊なので(多分!?)刺されても大したことにはなりません。
毎晩毎晩その命が繋がれているように思いました。
蚊と出来るだけ長く一緒にいてみようと思ってしまいました。
可笑しいですよね(笑)変な人です私!!
まだ先がありますよ。
一緒に出来るだけいようと(きっと、人間はそう選択できる生き物なのですから)決めたその朝でした。
キーンと耳元に、金色の蚊が!!本当に驚きました。
思わずパンっと、しかしあっという間に高く消えてしまいました。
車の中で友人は、何も言わず聞いてくれていましたが、(呆れていたのかもしれませんが)コメントはありませんでした。
このように蚊が自分の部屋にいて不思議な感覚を持ったこと、
その日違う場所で蚊のお話に出逢ったこと、
蚊が今も血を吸い人間に嫌われていること、
最近、庭に出ても蚊に刺されることがなくなっていたと、
すべての事が面白く感じました。
そして、昔昔、夏になると蚊に刺されて倍に膨らんだ足や、
お岩さんになった眼で人を驚かしたことを懐かしく思うのでした(笑)
かなり、マニアックなお話になってしまいましたが、
ボブさんのお話を聞いて金色の蚊の公開に踏み切ることになりました。
ここ、笑うところですよ!!
ボブさんに出逢わなくても金色の蚊のお話、きっとしていましたよね!!
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました