日本茶とお茶の間

お茶の間を復活させたい思いから、日本茶に関連する情報などを発信し、みなさまとの情報交換の場にしていきたいです。

★立春・炭と魔女たちの茶会★

2020年01月22日 08時47分32秒 | お茶会

☆十勝・池田の炭焼き小屋前☆
                        

 6月8日、当日お茶会の舞台は、僅かに小雨降る里山で幕が上がりました。新緑に包まれウグイスの声、時々カラスも仲間を追いかけながら向こうの空へ飛び去っていく…十勝に住みながらも、忘れていた6月の豊かな自然を私は思い出していました。やがて、赤い車を先頭に、くねくねと曲がる細道を上がりながら、炭焼きの里へ30余名のお客様が集まって来ました。晴れて良し!降っても良し!の気の張りを感じる近藤先生と家常さんが、お客様をお出迎えしていました。
 里山は、草木の香と合わさり、焙烙で茶葉を炒る芳ばしい香。しゅんしゅんと薬缶の湯をたぎらせている赤くおきた炭の香に満たされていきました。四方豊かに葉を繁らせたニレの大樹の下、近藤先生のお手前が始まりました。茶碗にお茶を注ぐごと、鴬が「ホーホケキョ」と鳴く…この自然に同化した豊かなひと時、脇を締め、お茶に感謝して”氣‘を自分の芯で受けとめ戴く。口から喉へと、ゆっくり芳しく甘みのある自然茶が落ち込んでいきました。お茶席には近藤先生の魂の友ジャズシンガーの黒岩静枝さんがおみえでした。
 お茶会が終わり、お客様が席を離れた後、近藤先生は一人席に座っていました。後ろには溜め池があり、時折小さな水の輪が出来ては消え、風を受けては波だっていました。ニレの大樹は急に明るくなり、”氣‘を解放しているようでした。先生もまた樹下で〝氣‘を解きほぐし、緑の景色に溶けて見えました。
 夜は導かれるままに、黒岩さんのライブへ参加しました。この日は、日中は近藤先生により静の魂が、夜は黒岩さんの熱い動の魂で心が揺さぶられた一日で幕が下りました。
 通り過ぎた様々な景色の中に、炭焼きの里の計良和政さんと文子さんの笑顔、そして、里山の帰り道に見かけた野辺のアヤメの一群が目に浮かびます。
(第58号 季刊誌・みちしるべ  9月25日発刊より)

 昨年のお茶会の様子を友人の紀子さんが取材してくださいました。紀子さんは、我が愛する宮澤賢治さんの事務局をなさっています。kenji新聞やほか事務などを受け持ってくださり、みんなのお姉さん的、お母さん!?的存在でもあります。

おつき合いもお父様のときからですので、本当にわたくしを見守り続けてくださる大切な方です。

今回は、わたくしの我がままで、季刊誌の原稿依頼を快諾してくださったのでした。

流石です。美しい表現その文章は細やかな、情景がそのまま切り取られているようです。
カメラを抱え、メモを離さず、朝早くから夜遅くまでおつき合い下さいました。再び感動が蘇えり泣きだしたい衝動にかられます。
この場をお借りして、再び感謝をお伝えさせてください。

冬の炭焼きの里は、どのような姿でわたくしたちを迎えてくれるのでしょうか。

立春・2月11日11時~15時・今年、初ターシャお茶会(池田炭焼きの里開催)


        『炭と魔女たちの茶会』にさきがけて・・・・・合掌


☆美しい孫たち☆

2020年01月09日 21時02分20秒 | 和ひとりごと

皆さま、新年あけましておめでとうございます。

1月9日、いかがお過ごしでしょうか。

二十四節気では小寒、

松の内もあっと言う間に過ぎてしまいました。

いよいよ、気を引き締めて本当のスタートですね。

本年も、和さんから何が飛び出すのやら(笑)

いろいろな自分と向かい合い

楽しんでいきたいと思います。

冷和2年も、おつき合いの程宜しくお願い致します。

 

さて、昨年は12月27日から、1月2日まで

豊浦町に住む娘一家のもとへ参りました。

約、6時間の小旅行となりました。

帯広からだと、特急で乗り継ぎ向かっても、

千歳40分洞爺40分と待ち時間がありましたので、

かなり、ゆっくりな旅となりました。

おまけに自由席でしたので

千歳~登別までは立ち席でした。

久しぶりに、新鮮な時間になりました。

そして、よーく地理感がつかめましたよ

(方向音痴・地図が読めない・・・・・です)

漠然としていた、室蘭、苫小牧、洞爺、

支笏の位置関係が納得できました。

更には可愛い孫たちに会える!!

もうこれだけで、時間がかかろうが、待たされようが

しあわせいっぱいなのですもの。

ばあば馬鹿をお許しくださいね。

はて、この様な展開になるとは・・・・

続けさせて頂きます。

はじめての、豊浦町で

夢のような楽しく、美しい時間を過ごして参りました。

毎回の、お食事、おやつの時の美しい祈り

大自然に抱かれた環境

山・川・海・湖・雪・空・雲が

孫たちを大きく大きく、優しく包んでくれておりました。

9歳のあみ、4歳のすーと過ごした宝石のような煌く時間

夜、寝る時にママが読んでくれた童話の中の

“ゆきむすめ”を翌日、あみが雪でつくりました。

ほうの木のスキーも・・・

普段、過ごしている同じ時間を見せてもらい

嬉しいやら、懐かしいやら

とっても、落ち着きました。

何故なら

そこには、ばあばが遊んだ昔の懐かしい景色が

そのまま、残っているような気がしたからです。

大切な大切な時間を頂きました。

ママから、頼まれていた

お人形のお顔を直したり、

(9年目と4年目のプ―じゃとシャンティ)

鰊漬けをみんなで仕込んだり、

毛糸でお人形の服を編んだり

優しく懐かしい嬉しく楽しい

時を過ごして参りました。

昔、母とこうして過ごしていたよなぁ・・・・・・・なんて!

 

 

あみとすーが通っている学校、こどもの園は

素敵な愛に溢れていました。

以下抜粋です。


メディアによる映像や知的な刺激から守られ、

子供らしい意識の中、子供時代を過ごせる子。

ファンタジーがあり動物と植物も話し、

妖精、小人も存在、美しいものを発見し

子供達は、何が美しいのかを知って純粋に感動する。


そして、この様に自然の美しさに気づき

驚くこと、感動することがその後の学びの準備になるために・・・



★子供を畏敬の念をもって受け入れ★


★愛をもって育み★


★自由に向けて解き放つ★


ルドルフ シュタイナー



 

あみが2歳のころ、お散歩の途中

道ベの花を見つけては、しゃがみ込んで

目をつむりご挨拶して花の香りをかぐ、

それも出逢った花全部です。

いつまでたっても進みません!!

本当に、かわいらしい帰り道になりました。

いつまでも忘れられない光景です。


きっと、似たような思い出はどなたにもあるような・・・

そして

そのような、ぽわんと静かな絵本を

いつか、描いてみたい・・・

そんな風に思いました

和さんの長年の夢なのです。

思い切って出かけて良かった!!


はじめての、豊浦町で

年末と、新しい年を一緒に迎えることができました。

送りだしてくれた帯広の家族にも

本当に感謝です。

孫たちから頂いた大切な時間を

ふと、思い返しながら

今年1年のスタートを切っております。

今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします


最後までお読み頂きありがとうございます。