日本茶とお茶の間

お茶の間を復活させたい思いから、日本茶に関連する情報などを発信し、みなさまとの情報交換の場にしていきたいです。

☆和カフェを開店準備中☆

2023年09月19日 13時03分30秒 | 茶戸庵日記

皆さまこんにちは^^

お久しぶりにご案内をさせていただきます。

以前ご紹介させて頂いたことがあるかもしれません!

娘たちがふたりで営業させていただいてた、

音更町木野にありましたカレー屋さん

『コスモスカレー』覚えてらっしゃいますか?

現在は、なんと子どもたちが通う

絵画教室『アトリエレゴット十勝音更校』に・・・・

もちろん、家主さんがいらしてお借りしているのですが。

 

和さんも、絵画好きが功を奏してお声がかかり

スタッフ(先生)として通っております。

毎日、元気な子どもたちと絵が描けるなんてとても、素晴らしいですよね。

「わこさん、最近たおやかになりましたね!」などと

友人に言われましたが

子どもたちとの時間が健康的すぎて、きっと

日常は力が抜けているせいかもしれません!!

それぐらい、中身の濃い1時間20分の絵画教室なのです(笑)

 

と、前置きが長くなってしまいましたが

教室の奥にはカフェコーナーがありまして、現在使われておりません

そこで、和さんむくむく燃えてきております。

『和カフェ』に創り上げようかと・・・・

まだまだ、始まったばかりですがお楽しみにしていてくださいませ。

少しずつ、中身もお知らせさせて頂きます。

これまでの経験を生かして

皆さまに、お茶の美味しさ、楽しさ、奥深さを

ご紹介させて頂きたいと思っております。

いまから、ドキドキわくわく静かに温めています。

 

今後とも、末永いおつき合いをお願い申し上げます

晩茶人 和


☆茶戸庵20周年・賢治さんと☆

2022年07月21日 13時55分44秒 | 茶戸庵日記

朝、ベランダに出ると、朝顔の花が咲いています。

おかげで、すがすがしい気持ちで一日が始まりました。

 

過日7月7日、七夕の日に

茶戸庵20周年のイベントをさせていただきました。

原作・宮澤賢治

銀河鉄道の夜・全編朗読会です。

昨年から企画を進めさせていただきまして

今は亡き蕎麦の師匠一晴さんの

お計らいでもあったと思っております。

なんと、奥様の紀子さんが会場を・・茶戸庵に選んでくださいまして・・

思い起こしますと、昨年7月14日

薩摩琵琶奏者、伊藤哲哉さんが『耳なし芳一』公演の打ち上げに

一晴師匠が御一行を茶戸庵にお連れになりました。

その時、偶然そばにありました絵本、わこさん無茶ぶり(笑)ですが

『銀河鉄道の夜』を伊藤哲哉さんに読んで頂いたことがきっかけなのです

一晴師匠も紀子さんもわたくしも

十勝宮澤賢治を楽しむ会の会員でした。

コロナ禍の中、会員の皆様と

交換ノートをしておりました。

その時のことが、一晴師匠の心に響いてくださり

朗読会目標を掲げてくださいました。

その、4ヶ月後に師匠との永遠のお別れがあろうと

誰が想像していたでしょうか!!

 

・・・・たくさんのお気持ちと愛をもって支えて頂いた会になりました。

賢治さん愛する方々と

茶戸庵を支えてくださった皆様とがお集まりくださいました。

素晴らしい、二時間半の朗読会になったことは言うまでもありません

 

ご用事があってお先に帰られた0先生からの

お手紙をご披露させて頂きます。

朗読会の様子がとてもよくわかると思います。

先生、事後承諾でごめんなさい

 

 

今年の七夕は、とてつもないプレゼントをもらいました。

なんと、伊藤哲哉さんの『銀河鉄道の夜』の朗読です。

ぼくは、てっきり第4次稿と思っていたのですが、

なんとなんと、ブルカニロ博士が出てくる第3次稿ではありませんか。

思わず「エー」と声を上げてしまいました。

哲哉さんの素敵なはからいに感激しました。

二時間三十分と言っておりましたが、

全く時間の経つを忘れるくらい話(朗読)に引き込まれてしまいました。

「・・・・・琴座の星がゆっくり・・・・・。」と哲哉さんが語った時

「あれ、もうおしまいか。」と思ったくらいです。

第4次稿の「午後の授業」からを

期待された参加者もおられたと思いますが、私大満足でした。

 

お孫さんの最後の挨拶、

おばあちゃんを氣づかった挨拶には涙が出てしまいました。

 

~O先生のお手紙の中から~

 

今年も、一年の半分が過ぎてしまいました。

6月は不覚にも、ぎっくり腰で動きがセーブされました。

そのようななかでも、皆さんの暖かさに支えて頂き

無事、大きな大きなイベントを終えさせていただきました。

会の中で、七夕飾りの柳をお持ち下さったMさん、

お手製のちらし寿司やデザート、たくさんの差し入れを頂きました。

子どもの頃の七夕さんを思い起こさせて頂きました。

翌日には、皆さんの願いの書かれた短冊を

我が家の前を流れる大成川に委ねました。

 

『お金持ちになりたい』が叶ったような熱い一日になりました。

 

合掌

 

(わこさんは、果報者ですねー

 

 

 

 

 

 


★ありがとう・和こ弁★

2019年12月05日 19時27分02秒 | 茶戸庵日記

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しかったお弁当創り先月で無事終了致しました。

皆さまのご利用を心より感謝申し上げます。

顔の見える場所で、お料理を提供させていただけました事

何より嬉しかったです。

お手伝い下さったけいこさんありがとうございます。

カウンター越しにお客様のお顔が見えて、

お寛ぎ頂けるその時間、

お話が弾んで止まらない仲良しグループ

何より、楽しい時間でした。

お客様からお客様へ、

お友達からお友達へ

懐かしい皆さまにもお会い出来ました。

『わこちゃんに会うために今度はどこへ行ったらいいの?』

そんな風に言って下さったお客様、

本当に嬉しいです!!

良いアイデアがありまーす


もう、既に実行中なのですが・・・・・

お茶のお稽古にいらしてくださいませ。

お料理を創りにいらしてください。

お茶への探究心を働かせてください。

わこさんは、そこにおります。

皆様との出逢いを心からお待ちしております。


合掌



★新人研修に先駆けて★

2018年03月31日 22時02分00秒 | 茶戸庵日記
わたしが学んだ「食べること、料理の事」



わたくしが、「食べること、料理をすること」がとても大切なことであり、
人として豊かに生きる事である。
と学んだのは学生時代居候をした叔母からでした。

そしてもう一人、30代の子育て中に出逢った方がおります。
十勝で郷土料理を伝え続けていた、味の銀行の早川美津子さんです。
叔母は仕出し屋の娘。早川美津子さんは士幌の開拓農家の娘さんでした。
2人から、共通して学んだことは、大切な家族のための食事でした。

手をかけ、心をかけるのが、料理の基本。
山菜料理・穀物・野菜などをふんだんに使うこと、
特に季節感にあふれた食卓を、
いつも心がけていたことは共通していました。
今は、2人とも天国から私を見守ってくれています。

もちろん、母や祖母からの大切な味は、愛情表現そのものでした。
まるで、結論を先に申し上げているようですが、
きっと大切なことは、すべて、すぐそこに。
=身の回りに、ある。と言い切れると思います。

農業王国十勝に生まれた私たちは、
まず、恵まれた環境に感謝をしなくてはいけませんよね。

いまでは、南で作られていた野菜たちも身近なものになっています。
たとえば、ゴーヤやソラマメなどは本州のものでした。
わたくしのうちの庭でも、山椒や茗荷が育っています。

お料理を自分のものにするには、唯々作ってみる事、
そして自分が一番喜ぶものに仕上げて、
家族や友人に食べて頂くことです。
感謝して、残さず、美味しく頂くことです。
このようにまず、身近なところから、
「食」のことを大切に考えてみて下さいますか?

たくさん作りすぎた場合は? 再利用を考えたり、お裾分けしたり、
決して捨てないことが大切だと思います。

今年の5月に、
青森酸ヶ湯温泉で佐藤初女さんの集いに参加させて頂きました。
93歳の初女さんから「おにぎり」の実演をしていただき、
講演を拝聴してまいりました。

今もお元気に、舞台で包丁さばきを見せてくれるほどでしたが、
今でもいただいて美味しかったものは、
自分で何度も試作して、納得のできるものに仕上げていくそうで、
食に対する関心は、ますます年々盛り上がっているそうで、
今年の4月にも、新しい料理本が出来たばかりでした。

その中には、若い奥さんにごちそうになった、
覚えたての味の一品が掲載されていました。
なんて、素敵でやわらかい発想なのでしょうか?

初女さんは作り方を聞いて何度も繰り返し作って、
ようやく自信をもって皆さんにお出しできるようになったそうです。

わたくしは、お茶の美味しさや淹れ方をお伝えしていますが、
最近特に変わったことは、自分に向かうということです。

料理であれば、精進料理に通じるのかもしれませんが、
数年前に自然茶にも出会いました。

畑で育っていない山間の自然茶です。
ミネラルたっぷりの苦渋味のあるお茶ですが、
本来あるべき姿の味わいが特に強調されるような力強いお茶です。

栄西禅師が『喫茶養生記』の中で、
茶は、養生の仙薬、延命の妙薬と書いていますが、
「自然茶」はまさに薬草のようなお茶なのです。

食では道元禅師が典座教訓の中で、
「五法、五味、五色でもてなす」という基本の考え方が、
日本料理の根幹になっているといってもいいと思います。

「五法」は調理法のことで、生、煮る、焼く、揚げる、蒸す。
「五味」は甘味、塩味、酸味、辛味、苦味の意こと。
さらに道元禅師は「淡味」を加え六味としたそうです。
「淡味」は薄味の事ではなく、
素材そのものの味を生かす味付けの事なのです。

そして、「五色」は料理の色のこと、
白、黒、赤、黄、青(緑)をあらわします。
米、海藻、大豆、根菜、葉菜のほかに、
お膳の色、清潔さや食欲安心感と言って意味も込められています。

そして、もう一つ大事なことが、一つのお膳の中に、
同一の食材を二度使わないことのようです。
このように丁寧に作られたお膳を前に、
いただくこと自体もまた大切な心構えが必要なのではと思うのです。

作り手への感謝、自らの健康への感謝し、また願い、
いまあることのすべてをいただくその中には、
この時この場を大切に思うことなのではと思っております。

わたくし自身も、今あることが大切な出会いであり、
いまが未来へ繋がるすべてであると思っています。
これからもご一緒に学び合っていきましょう。

本日は、ありがとうございました。
合掌


  

ある夏の研修で茶戸庵弁当、お手製和菓子、お茶、茶器、持参の上、
食とお茶の淹れ方のお話をさせていただきました。
短い時間でしたが、皆様にお伝えする為、原稿を書かせて頂きました。
とても、懐かしく・・・熱心にメモを取りながら耳を傾けてくださった
皆さんの事思いだしていました。
帰り道、増水した川を渡る親子の鹿に会うことができました


☆愛で鯛メデタイ☆

2017年08月20日 07時52分43秒 | 茶戸庵日記


皆さま、いかがお過ごしですか。

女郎花が秋風にゆれる頃ですね。
オミナエシは、秋の七草の一つ、黄色い小花が印象的です。
8月も半ばを過ぎますと、
豊かな実りとともに秋の気配が訪れます。

8月18日、昨年は梅子おばあちゃんの100歳のお茶の会が
あった日なんですね。
今年は、和菓子を習いに2日間札幌へ、
なんと同郷の友人と一緒です。
その友人が、お茶とお食事の店を
この秋にオープンさせるというのです。
そこで、わこさんにオファーが・・・・詳しく決まりましたらご報告を!!
楽しみにお待ちくださいね

今回は、わたくし自身の出発点でもある札幌の日本茶インストラクター仲間にお会して、
日本茶のおかれている現況や、日本茶の未来など市場調査も目的のひとつです。
現在の日本茶インストラクターが活躍できる場を
積みあげてくれた先輩の皆さんです。
これからの新しい店を創り上げていく上で、
大切な学びとなり充実した時間でした。
お忙しい中、お付き合い頂き感謝の気持ちでいっぱいです
もちろん和菓子創りも真剣に取り組んで参りました。
お写真でお見せできないのがとても残念です。
今回は紫蘇の葉もち、春に頂く桜餅の紫蘇バージョンです。
道明寺粉の扱いや、細かいディテールを学び、
プロの技を見せて頂きました。
和菓子の先生いつか、
帯広にも来て下さると約束してくださいました。
楽しみですね。
今からわくわくいたします

本当に嬉しかったこと、
最初に歩き始めたお茶の道、
出発点の皆さんにお会いできたこと・・・
それぞれの、道が生まれていて素敵で楽しかったです。
円山で日本料理店を営むレイコさん、10年以上も経ちますのに
最初にお会いした時と変わらぬままの美しさでした。
お店で使うお野菜はご両親が育てたものだとか、
お茶の道には進まずお料理をご主人と追及されたのでしょうか。
それは、美しく爽やかなお料理でした。
わたくしの、還暦のメッセージ(お茶の冊子)を見て
プレゼントを用意してくださっていたのだそうです。
それは、それはとっても元気な鯛が描かれた日本手ぬぐいでした
その日から、その大きな真ん丸なお目目の
真っ赤な鯛さんが元気の素になったのでした。
近いうちに、お写真を載せたいと思っています。

今夜は、その鯛さんの事をお知らせしたくって、
書き綴ってまいりましたのよ

愛で鯛・めでたい・メデタイ

最後までお読みくださりありがとうございます。和 拝




☆梅子おばあちゃん・百寿おめでとうございます☆
100歳の歴史の重さを感じると気が遠くなりそうですね。敬意を服しまして心よりお祝い申し上げます。先日、自然茶でお祝いのお茶の会を努めさせて頂きました。梅子おばあち......