ネットニュースから。
すでにご存知の方もいるかもですが、
目にとまりました。
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難治性乳がん、抗がん剤効きやすく 関西医大がマウスで
科学&新技術
2023年12月28日 11:00
関西医科大学の坂本毅治教授らは、難治性の「トリプルネガティブ乳がん」に抗がん剤を効きやすくする手法をマウスを使った実験で見つけた。特定の分子の働きを抑えると抗がん剤でがんの増殖を抑えられた。抗がん剤による治療効果を高められる可能性がある。
難治性乳がんに対する抗がん剤の効果を高める手法を発見した=関西医科大学の坂本毅治教授提供
がんの悪性化に関わるとされる分子「Mint3」に着目した。この分子が働くと、細胞が酸素を使わなくてもエネルギーを生み出せるようになる。がん細胞が増殖しやすくなると考えられている。
研究チームはマウスに難治性乳がんを移植して実験した。Mint3が働かないようにした上で抗がん剤を投与すると、がんの増殖を抑えられた。働きを抑えない場合は抗がん剤の効果がみられなかった。
詳しく調べると、Mint3を抑えることでがん細胞が利用できるエネルギーが減り、抗がん剤などからのストレスに耐えるための遺伝子が働きにくくなることが分かった。抗がん剤は細胞の分裂を妨げる。ストレス耐性の遺伝子が働かないとダメージを修復できず、細胞死を起こしやすくなるとみられる。
「トリプルネガティブ」は乳がんの10~15%を占め、効果的な治療法が少ない。抗がん剤の効果が一時的にとどまり、再発率が高いことが課題になっている。今後Mint3の働きを効率的に抑える薬剤を開発する。マウスではMint3を働きにくくしても特に問題なく生存できるため、重大な副作用は起きにくいとみる。
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関西医科大学の坂本毅治教授らは、難治性の「トリプルネガティブ乳がん」に抗がん剤を効きやすくする手法をマウスを使った実験で見つけた。特定の分子の働きを抑えると抗がん剤でがんの増殖を抑えられた。抗がん剤による治療効果を高められる可能性がある。
難治性乳がんに対する抗がん剤の効果を高める手法を発見した=関西医科大学の坂本毅治教授提供
がんの悪性化に関わるとされる分子「Mint3」に着目した。この分子が働くと、細胞が酸素を使わなくてもエネルギーを生み出せるようになる。がん細胞が増殖しやすくなると考えられている。
研究チームはマウスに難治性乳がんを移植して実験した。Mint3が働かないようにした上で抗がん剤を投与すると、がんの増殖を抑えられた。働きを抑えない場合は抗がん剤の効果がみられなかった。
詳しく調べると、Mint3を抑えることでがん細胞が利用できるエネルギーが減り、抗がん剤などからのストレスに耐えるための遺伝子が働きにくくなることが分かった。抗がん剤は細胞の分裂を妨げる。ストレス耐性の遺伝子が働かないとダメージを修復できず、細胞死を起こしやすくなるとみられる。
「トリプルネガティブ」は乳がんの10~15%を占め、効果的な治療法が少ない。抗がん剤の効果が一時的にとどまり、再発率が高いことが課題になっている。今後Mint3の働きを効率的に抑える薬剤を開発する。マウスではMint3を働きにくくしても特に問題なく生存できるため、重大な副作用は起きにくいとみる。
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