マーシャル諸島共和国 に関する情報 (日本国外務省) の詳細は、こちら にあります。
マーシャル諸島共和国(マーシャルしょとうきょうわこく)、通称マーシャル諸島は、太平洋上に浮かぶ島国。ミニ国家の一つであり、真珠の首飾りとも呼ばれるマーシャル諸島全域を領土とする。ミクロネシア連邦の東、キリバスの北に位置する。
正式名称は英語で、Republic of the Marshall Islands。略称は、Marshall Islands。
日本語の表記は、マーシャル諸島共和国。通称マーシャル諸島。日本の委任統治領時代は、マーシャル群島と呼称していたが、現在では歴史的な用語となった。
国名のマーシャルとは、この辺りの海域を調査したジョン・マーシャルの名に由来する。1788年、イギリスの東インド会社は、オーストラリアのニューサウスウェールズに寄港していたスカーボロー号(船長ジョン・マーシャル)とシャーロッテ号(船長トーマス・ギルバート)に、茶の輸送のために広東への回航を指示すると共に、その航路周辺海域の調査を依頼した。この時に両船が調査したのが、マーシャル諸島と、その南に位置するギルバート諸島であった。
歴史 [編集]
1528年 - スペイン人サーベドラが発見し、スペインがその領有を宣言した。
17世紀にスペインが領有を宣言。しかしそのまま放置。
1885年 - ドイツが保護領とする(独領ミクロネシア、ドイツ植民地帝国)。ココヤシ栽培、コプラの生産が行われた。
1914年 - 第一次世界大戦において日本が占領。
1919年 - 国際連盟からの委任で日本の委任統治領となる。
1920年 - 国際連盟が、日本の委任統治領として承認。
1944年 - アメリカ軍が占領。
1947年 - 国際連合は、アメリカ合衆国の信託統治領(太平洋諸島信託統治領)として承認。
1954年 - ビキニ環礁において、水爆実験(キャッスル作戦)実施。(第五福竜丸事件が発生)
1979年 - 憲法を制定し、自治政府が発足。アマタ・カブアが政権を握る。
1982年 - アメリカと自由連合盟約を結び、信託統治領から脱却した。
1986年 - アメリカとの自由連合盟約国として独立。
1990年 - 信託統治が終了。
1991年 - 国際連合に加盟。国際社会で独立国家として承認された。しかし、自由連合盟約に抵触しない範囲でしか外交権を行使出来ないという制限が加えられている。
2008年 - 国際オリンピック委員会に加盟。北京オリンピックでオリンピック初出場。
国家元首は、行政府の長でもある大統領。議会において、議員の中から選出される。任期は4年。大統領は、議会の議員の中から、閣僚を指名する。
議会は、一院制。33議席。国民の選挙によって選出。任期は4年。
大統領は、大酋長出身のアマタ・カブアが1979年の自治政府発足以来、長期に務めていたが、1996年に死去し、現在は2009年11月就任のチューレラン・ゼドケア。
公用語 マーシャル語、英語
首都 マジュロ
最大の都市 マジュロ
政府
大統領 チューレラン・ゼドケア
首相 なし
面積
総計 181km2(189位)
水面積率 11.5%
人口
総計(2005年) 61,963人(186位)
人口密度 326人/km2