家族や仲間と、ワイワイ喰う。 関西というか、たぶん彼は四国の出身。その画廊の社長が、昼に『お好み焼きを喰おう 。』 と言ったのには、内心。ビックリした。関東というか、この辺り関東の北では、男はお好み焼きなんか喰わない。特に、男同士で喰うなんて、考えられない、椿事である。 年始に、大きな神社の門前に、露天が出る。そこには、イカ焼き、林檎飴、焼きそば、それにお好み焼きなどが、並べてある。編者は団塊の世代で、戦後すぐに生まれた。田舎育ちなので、外食などほとんど無い。野菜は全部自家栽培。肉は鶏を、200羽ほど飼っていたので、玉子を生まない、無駄飯食いを、潰して喰った。魚は、オート三輪の行商が、月に一二度、よって声を掛けてくれた。母が県都に、リヤカーを引いて行商に言っていた。それで、物売りの気持ちは良く判る。なので、声を掛けられれば、必ず買った。当時は、ステンレスのボールなんて、しゃれた物はなくて、ブリキのバケツをもって、イカ何ぞを買っていた。玉子一個を兄弟で分け合って喰った。そうした慎ましい食卓だったが、魚屋さんが来ると、子供一人でも、イカをまるまる一杯食える事ととなった。子供心にも、なんか贅沢すぎる。とか思っていたが、自分も長じて、営業で外回り。これを経験すれば、あのとき散在した、母の気持ちが判るような。
粉物の食事は、ほとんどが天麩羅。それと、たまにはうどんを食った。慎ましやかな家庭であったが、うどん粉は、どんどん使ったような。米農家なので、米を食うには困らない。でも、なんか親の様子を見ていると、小麦粉を使った食事の方が、手軽な感じのような。自分の家で育てた、小麦で粉を挽いたのか。でも、そのような様子は見えない。今になって推測するに、あれは米国産の小麦かなんかを、農協が粉にして、安く売っていた。外国産の安い食料。特に穀類が入ってきて、日本の農業は衰退する。そのことを父はも折に触れて、子等に話した。農家では食っていけない。日本の農家を食えなくする。その一番槍が、米国産の小麦粉だったのだろう。
戦後の日本農家を、経営破綻させる。 その兵器が、米国産の小麦などの、穀類だった。 その小麦粉で作った、子供の食い物が、お好み焼きである。 物事の明るい部分を見てみる。農家の人口が激減して、様々な部門に、人々が散っていった。これで日本の工業が、めざましく発展した。サービス業も拡大していった。それで、最近では、お好み焼き専門の、食堂。というか、こぎれいなレストランも、沢山出来た。
具材の色々
豚バラ等の肉は、牛スジとか鶏皮もあり得る。皮の場合などは、日本酒で匂いを飛ばしたり。酒はウィスキーでも焼酎でも可。亦、好みでバーボンの香りを楽しむも良し。ビールを生地に混ぜれば、ふんわりとなる。キャベツは定番だが、白菜もあり得る。小松菜も、火加減によっては、絶品の喰感。好き嫌いがあるが、トマトを輪切りにして、最初に焼き。その上に生地を乗せて焼いたりも良し。
揚げ玉(天かす) 山芋(長いも) たまご 刻みネギ 海老、蛸、イカなどのシーフード チーズ 餅 焼きそば うどん 蕎麦 ご飯 キムチ コーン ジャガイモ 豆腐 おから ちくわ はんぺん 練り物 厚揚げ 薩摩揚げ もやし コンニャク ウインナー ベーコン ハム 白菜 ベビースター・ラーメン ポテトチップス かっぱえびせん トマト ひじき 昆布 パプリカ 獅子唐 ピーマン 明太子 梅 わさび ツナ 沢庵 柴漬け アボガド 大葉 しそ タマネギ 納豆 カレー 椎茸(シイタケ) マイタケ シメジ きのこ ゴーヤ マカロニ ビール 日本酒 ウィスキー バーボン 金時豆
ジャガイモなどの具は、スライスしたヤツを、別に焼いておいて。小皿に取り分けたお好み焼きの、その上に載せて、熱いうちに喰いたい。そして馬鈴薯は、キタアカリが香りも甘さも抜群。これだけ摘んで、ビールを一口やる。ついでに、シシトウも喰いたい。鯖のような青魚は、なんだか臭そうだ。ならば別にして、焼酎をかけて臭いを飛ばす。このような実験までしていては、もう連れに飽きられる。
『もう、帰るよ。置いて行くよ』
生地は、
広島のお好み焼き、 関東風 東京ではどう違うのか 各県での差 お店によっても様々だ
何を混ぜ込むか。あるいは、トッピングするか。人生のお好み焼きは、結構 幅があって楽しさ満載だ。
お金持ちだとか、偉そうな人をこき下ろして楽しむのも、社会浄化の為の立派な文化ではある。https://blog.goo.ne.jp/wagasato/e/b8a28840d5baacc8aa3e766c2a1089d7
【海産物】シーフード 海鮮丼に乗る食材 魚、イカ、蛸、貝、ホヤ 白身の魚、ヒラメ、鯛(タイ)、 赤身魚、鮪とか
【具材の使い方】 混ぜ込む、トッピング、出汁として使う。