ベネズエラ・ボリバル共和国
Bolivarian Republic of Venezuela
1.面積 912,050平方キロメートル(日本の約2.4倍)
2.人口 2,860万人(2009年、IMF)
3.首都 カラカス(人口450万人)
4.民族 混血66%、白人22%、黒人10%、先住民2%
5.言語 スペイン語(公用語)
6.宗教 国民の大多数はカトリック
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マスコミの記事
2011 12 03 「中南米共同体」誕生 反米チャベス大統領も演説 【産経】
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ベネズエラでは1958年以降、二大政党による民主的な政治体制が継続してきた。しかし、これら二大政党は、国内の貧困問題に対して効果的な政策を実施してこなかったことから、低所得者層を中心に国民の不満が高まっていた。1999年2月、低所得者層の高い支持を得てチャベス大統領が就任し、同大統領は国内の貧困及び犯罪増加は過去40年間の二大政党幹部による政治、司法の私物化、汚職が原因であるとして、新憲法制定を始めとする抜本的な政治改革を実行した。2000年7月には新憲法の下、大統領、国会議員、州知事等選挙を実施し、チャベス大統領が再選された。
チャベス政権の発足当初は、反政府勢力や伝統的支配層の抵抗から、チャベス大統領の改革は思うように進まず、2002年4月には一時暫定政権が発足するという政変劇が発生し、また、その年の12月には2か月に及ぶ大統領の罷免を求めるゼネストが発生するなど政情は不安定であった。しかし、同ゼネスト後、政府はベネズエラ石油公社(PDVSA)を掌握し、経済活動に対する国家管理が進んだ。その後、チャベス大統領は徐々に自らの支持基盤を整え、貧困層に対する支援活動を推進し、国民の高い支持を受けて2004年には大統領罷免国民投票で留任を勝ち取った。2005年12月の国会議員選挙においては、追いつめられた野党側が選挙直前に候補者を取り下げて選挙の正当性を否定し、反政府世論の再燃を狙ったが、結果的に国会議席を失い、国会は与党(ベネズエラ統一社会党:PSUV)が議席を独占することとなった。さらに2006年12月の大統領選挙では、チャベス大統領が国民の圧倒的な支持を得て再選された。
現在、チャベス大統領は「21世紀の社会主義」建設を標榜しつつ、現体制の強化を進めている。2009年2月、大統領を含む公選職にある全ての者の再選制限を撤廃する憲法修正を試み、その是非を問う国民投票で勝利したことで、2012年の大統領選挙に立候補することが可能となった。一方、2010年9月の国会議員選挙では、与党が勝敗ラインと考えていた3分の2以上の議席獲得には至らず、与党の国会議席を142議席から98議席に減らした。http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/venezuela/data.html
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