子供というものは酷薄なもので、他人の心情など斟酌せずに、なんでも思いつくまま口に出してしまう。「千本株」と謂うキノコがあるのだが、Googleで検索しても出てこない。この地方特有の言い方なのだろう。センボンシメジのことである。
ところが我が郷の悪たれ小僧たちの「千本株」には、別の意がある。「にこよん」(※1) http://zokugo-dict.com/22ni/nikoyon.htm
(※1) 1949年6月、東京都の失業対策事業として職業安定所が支払う日雇い労働者への定額日給を240円と定めた。そしてこの百円2枚と十円4枚という日当から日雇い労働者のことをニコヨンと呼んだ。ただし、日当の額の変化とともに意味を成さなくなり、この呼び方は使われなくなる。現在ニコヨンは死語となっており、ニコヨン世代と現代のニートやネットカフェ難民を比較する際に使われる程度となっている。
のことである。トラックの荷台にぎゅうぎゅうに詰め込まれた日雇いのヘルメットが占地の姿に似ていることから付けられた、ニコヨンをよぶ隠語であった。戦後間もない頃は仕事にあぶれた人達が多かったのだろう。砂利道の国道を人夫を千本株にしたトラックが通る度に悪たれ達は、せんぼんかぶ、センボンカブと囃し立てた。トラックの上の人達にしてみれば、そんな声は聞こえるはずもないのだが、今となってみれば酷薄な子供の遊びが妙な空気を纏って心を沈殿させる。
泥棒貴族はどこに隠れている?2009年08月19日で触れたことですが、当時は物価が300倍にもなった超インフレが落ち着いた頃なのでしょう。
仕事と言っても大量の引き揚げ者が付ける仕事はなかなか無い。そこで、荒れた国土を整えようと、治山治水の工事に千本株はかりだされたのです。砂防ダムや堰堤などの工事だったのでしょうが、子供故現地に行ったこともないので、詳細はわかりません。
八ッ場ダムなどの治水工事の必要性を巡ってこれから、攻守を入れ替えた与野党の攻防が始まるのでしょうか。新聞各紙も本腰を入れて「反日=とにかく現政権のあら探し」に動き出したようですね。
八ッ場ダム建設:自民・谷垣氏が来月2日に視察へ 090929
一度手に入れた利権はそう簡単には手放せる筈もありません。なによりも生活・収入の道ですから必死なのです。戦後すぐの頃は食べられれば先ずは一安心だったのですが、高度成長を味わってしまえば、現金収入の道はダムや道路建設などが、当地に留まった人にとっては大きな柱です。これだけインフラが整備されてしまえば他に公共事業を見いだせば良いのでしょうが、なかなか展望は見えてません。
金融改革そしてリストラの波は農山村にまで押し寄せています。「政権交代」は実現しましたが、不況から好況への交代は実現しそうにありません。亀井金融相にはガンバッテ欲しいのですが、民主のヤカラはでくの坊が多くって、御輿を担ぐヤツが殆どいない有様。これでは、好況への山への石段は登れない。やはり民主も人材不足か。小泉カイカクで抜かれた血を元に戻さなければ、体力が回復しないの解らない阿呆ばかりなのでしょうか。それとも、自民のおおかたのセンセイ方と同様に、国際金融~→日本のマスコミが怖いのか。
子供手当てと高校教育の無料化は遣らないよりはマシですが、焼け石に水です。失われた十年とは言いますが、この経済不況の始まりの原因は、1990年3月のことです。当時の大蔵省が行った行政指導で、総量規制の政策が行き過ぎた不動産価格の高騰を沈静化するものとの期待を込めて行われました。が、結局は経済を失速させてしまいました。橋本龍太郎や宮沢喜一が、国債金融資本(米英の金融スジ=ユダ金)の意向を受けて行ったこのカイカクは土地の価格を沈静化はさせましたが、経済の動脈に血栓を育てることと相成りました。
この二名に象徴されるカイカク政治は、謂わば金融戦時における、『 外患誘致 』 にあたる悪行でした。
間接金融から直接金融への移行は、理想は立派でしたが、実際は堀江や村上そして楽天に見られるような、詐欺的な株価のつり上げでした。シロウトが株などの相場ものに手を出せばどのようになるのかは、青木雄二 ナニワ金融道でおべんきょうをしました。
(^_^;)記事の紹介です。 http://donzoko-kai.seesaa.net/article/92429248.html
軽いおこずかい稼ぎの気持ちで、商品先物取引に手を出したところ、50万円で始めた取引があっという間に4500万円の借金を抱え込むことになり、
たったの2週間で人生が破滅します。蟻地獄物産、恐るべし!
信用取引っていうのはえらい危険なもんですなあ。
青木氏の描く世界は、小さな人間模様でしたが、堀江や村上が手駒になって踊った世界は世界規模でした。それが昨年の九月に舞台の床がぬけて、ガラガラポン。
畑占地で書いた菌床に秋の訪れと共に、沢山のキノコが生えてきました。今朝は山好きの友人がキノコ狩りに来ているはずです。昨日 『 沢山生えたよ! 』 と電話しておきました。
http://www.sanspo.com/geino/photos/090901/gnj0909011748016-p3.htm
(^_^;)記事の紹介です。 .sanspo.com/geino/news/090930/gnj0909300503001-n1.htm
倉科カナ「ウェルかめ」初回視聴率16.0%
女優、倉科カナ(21)が主演するNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の初回(28日放送)視聴率は16.0%(関東地区、ビデオリサーチの調べ)だったことが29日、分かった。07年放送の「どんど晴れ」(14.9%)に次いで、過去2番目に低い数字。「ウェルかめ」は徳島県を舞台に、ヒロインが小さな出版社で様々な人と交流しながら、夢に向かって成長していく物語。
低い数字と書いてありますが。前作のドラマは一二回見て見るのをやめました。個人の趣向で恐縮なのですが、演技の演出がニンニク(本当はキ□チと書きたかったのですが人権団体に配慮しました。)臭くて辟易しました。その反動でしょうか……。
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今では、二代目。そして他三代目になり、とてつもなく豊かになった。
それに反比例して、責任感はとてつもなく、希薄になった。
まずは、普通の日本人が。この驚くべき現実を知ることだ。
https://blog.goo.ne.jp/wagasato/e/7d1230f06977c7a1c414d8ceedafd2aa