睦月がすぎて、あすから如月です。山の白さもいよいよ増して、夜明けごろや、深夜の寒さは、きびしくなる時期です。
雪を戴いた遠い峰を見る度に、その峰のはろかに遠い北岳や鎗の陰には、凍てついた淡い夢が凍えているのが見えるようです。
ホテルで、ボーイが給仕をするときに、オムレツを焼くのは、彼の役目なのだそうです。この話はスイスやフランスで、一寸ばかり修行をしてきた、若い先輩が話していたことです。
チキンライスを作って、オムレツでくるむオムライスは作るのが簡単のようですが、実はこれは熟練の技の必要な難しい作業です。
ご飯が水っぽくなるのを防ぐには、ケチャップを具を炒めるときに、先に加えて水気を充分にとばすのが、ポイント。それから味の決め手は、お酒。日本酒でも結構ですが、拘るならば、どこそこの白ワイン。
一番難しいのが、オムレツの焼き方。
これは本当にむずかしいので、日々の訓練が必要。朝食で目玉焼きを作るのはやめて、オムレツ作りの訓練をするのが、ボーイさんの日課です。
玉子には、塩と胡椒に生クリーム。あるいは牛乳。こうすれば西洋風。
フライパンは鉄製がお勧め。ふだんから油を馴染ませて、使い込んでおきましょう。
油を熱く熱して、それは油ポットに戻します。
新しい油を少量注いで、フライパンにまんべんなくゆきわたらせますが、この時、火は加えない。フライパンは熱いが、油はそれほどでもないことがポイント。
此処に、ざっと溶いた卵を全部投入。
箸で、ざざザーっとかき回して、火を通す。
半熟になる一歩てまえで、フライパンをむこうに傾けて、整形にかかります。
この時は微妙な箸使いとフライパンの操作で、形をととのえてゆきます。
フライパンの縁の湾曲の形が、そのままに熱を伝えて、オムレツの形ができあがる。
これから先が、書くのは簡単で実際は難しい。
えい、やっと 一回転させる。
うわ面になったのが、フライパンの形で整えた、オムレツの形。
これをチキンライスのうえにのせて、真ん中をナイフで切ればおなぐさみ。
オムライスの出来上がり。
ただいま減量中。なので書くだけで作りません。
戦争は二度と起こしてはならない。普通の日本人なら誰でも思うことです。沖縄の基地は日本を守る為のものと、日本政府もアメリカ政府要人も言います。でも実際は、戦後の歴史が証明しています。ベトナム戦争や湾岸戦争そして、アフガニスタンへの軍事介入とイラク戦争。沖縄の米軍基地は、これらのアメリカの戦争と深く関わっています。
ヒロシマとナガサキの悲劇は、沖縄戦での米兵の死者1万数千名の序章があって描かれた筋書きでした。米軍が更に軍をすすめて、九州に至ればその損害、死傷者数の爆発的な増加は、計り知れません。米国国内世論のこともあり、アメリカの日本本土上陸作戦はその途中で挫折したことでしょう。ベトナム戦争やアフガニスタンを振り返ってみれば、想像できることです。この戦争遂行の困難を乗り越えるために取られた、狂気の作戦が無辜の市民の住む大都市への原爆投下だったのです。日本国はこの様な、悪魔との闘いは、世界の文明をも破壊すると、未来を見据えて、耐え難い決断をしました。
現在イラクとアフガニスタンには、米国の傀儡政権が存在しています。日本とて同じことです。日本国の民主主義を擬制として、実現させているのは、連合国、特にアメリカの影響力を強く受けた、マスコミの振りまく幻影に日本国民が、惑わされている故のことです。政権交代で確かに、自民・公明政権の国民を欺いて甘い汁を舐め尽くしていたその一端が、事業仕分けの作業の中から見えてきました。
今ひとつ鳩山首相の頭の中が読めません。それとも中身はカラッポのハトポッポなのでしょうか。官房長官の平野氏は沖縄に土地を買っている、政治屋もやる不動産屋の小沢氏とオトモダチなのでしょうか。そうだとするならば、「斟酌しない」の発言のウラが透けて見えます。不徹底な事業仕分けや、ガソリン税の実質存続などを見れば、鳩山政権も期待はずれの部分が目立ってきました。辺野古への基地移転問題は、嘘つき不動産屋の仕込みがばれちゃったので、急ブレーキがかかります。これで傀儡政治家のDNAを持つ自民党などの政治が、辺野古に固執すれば、自分も嘘つき不動産屋だとか、砂利や土砂の利権の代理人だと言うことが、見え見えになってしまいます。
沖縄の碧綺麗な海や、平和の礎の御魂を思うとき、彼等の有様を比べてみれば、あまりにもの乖離の甚だしさに、ことばを失います。
民主党の支持者が、小沢氏を擁護するのは当然なのでしょうか。悪いことをやれば、それはやはり悪いと、指摘してやることが、本当に民主党を思っている人の、とるべき態度です。
ましてや政党からは、自由な立場のブロガーはもっと、自分の信念を貫くべきです。
政党の活動目的は、国会で多数を制することです。しかし、言論に関わる者の、存在意義は、人々のモノの見方に影響を与えることにあります。既存の思想や、考え方以外の、現実の諸問題を解決する方法を模索すれば、新しく見えてくるものがあります。
新しい事態に、正確に対処できる方法は、日々代わってきているのです。
政党の権威に頼る、持論の構築は危険です。あたりまえの、普通の人としての目から見れば、小沢一郎という人間のしていることは、おかしい。
我が郷の言葉でいえば「(戦後復興から頭が、抜けられない。)千本株政治」は、戦後の失業対策事業としての任務は終わっています。これからの日本の政治は、世界の平和と繁栄に力強く対処できる、人をつくる政治です。アメリカやロシアのアフガニスタン政策には、変化が見えてきています。
日本の現在の政権は、その性格が、ロシアのプーチンのやり方とは、対極にあります。プーチンは直裁・端的な行動で、指針を示し、乱暴なくらいの行動力で、それを実現してきました。ここ何ヶ月か見てきた、鳩山首相にはリーダーシップの発揮を期待するのは止めましょう。かれは良きに計らえの殿様型政治家で、中身の軽い神輿です。
小沢型の利権政治を排除してからが、本当の 『政権交代』 となります。
記事紹介。
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アクセスの記録 2010.01.30(土) 874 PV 266 IP 4014 位 / 1359329ブログ