飛行機の見送りは船に比べて
別れを惜しむ気持ちが湧いてこない。

機内に入ってしまうと顔が見えないし、
滑走路から飛び立っていく飛行機に手を振っても
相手がこたえているかどうかもわからずに
こちらだけが取り残された気分になってしまうのは
私一人だろうか。

昨日は妻が孫と遊んでくるついでに実家にも寄ってくる
一週間の旅に出た。
バスガイドをしたお客さんも同じ便だったので、
ついでに見送りしてサプライズを期待して待合室に入ったら
高校生やらの見送り客でごった返していた。
時間的に早いと思って
ちょっと気になってる場所の写真を撮って帰ってきたら
すでに搭乗口の待合室に移動したあとだった。

仕方なく帰ろうと思ったが、
屋上から声をかけてみようと思って
飛行機の出発点検の様子などをみながら
長らく待ったかいがあって、
見送る相手が気付いてくれた。

旅の思い出のなかに与論島での飛行機の別れシーンが
お客さんの一人の心の中にでも留まれば
もう一度お越しいただけるかもしれない。


沖縄便で農大の先生らがお越し下さった。
ついでだったがお会いすることができた。

肝心の女房のことは忘れていた。
本当に搭乗したしたのか
メールも届いてない」と思ったら、
アプリから消えていたのだった・・・。

最初の勤務地がこの飛行場

出会いと別れの場面を そして飛行機の安全運行を
三年あまり見守っていたのだった。

いい日旅立ち!
また逢う日まで・・・。