38年前、役場の正規職員に採用された。
今は役場の採用は難関であるが、当時は誰でもが入れる職場だった。
通常は1年の臨時期間を置いて本採用される仕組みになって、
特別な資格とか学歴も問われなかった。
在学中に学校の推薦書を添えて願書をだしていたので、
もしかしたら4月1日付で通知がくるかもしれないとも思ったが、
何の連絡もなかった。
普段着で出勤して行ったら助役に呼び止められ、
ネクタイはどうしたのととがめられて、
君は今日宣誓をしなければならないから、
「すぐに着替えてこい」と言われ、
飛んで帰って着替えて、
宣誓書の準備にあたふたしたことを思い出した。

宣誓文を手渡されたとき、
大きな声で読み上げようとだけを思った。

体することを誓う」と書いてあったが
たいと読むかていとよむか迷ったが
たい」と読むことにした。

全体の奉仕者である」
その気持ちは今でも忘れてはいない。

農業委員会が産業振興課から独立して
局長が誕生した。
二年勤務の者が町長部局に異動、
新規採用者があって、
歓送迎会があった。

新規採用者宅に2件お邪魔してきた。
一件は大学の後輩でそのお父さんも役場職員、
楽しくやった仲間であった。

新規体制が出そろって
上手くいきそうな気がする。
時期は来たり。
