新年の言葉
用意のふかいところに誤りなく
志望のあるところにいつか実現の機会が生まれてくる <上原>
新しい日記に向かうと、何を書こうかと迷ってしまう。
いつもとは違った事を書かなければならない気がして、
無い知恵を絞ってみる・・・。

この日記帳を手にしたのは、ふとした思い付きからで、
これまでのように随筆形式で続けようと思い、
コクヨのノートを捜したが見つからず、
きまぐれを起こして日記風につづってみたくなった。
「旅」三年日記は高校時代のそれと同じ形式のもので、
懐かしさも伴って、また田舎暮らしになったら、
長い文章を書く暇もなかろうなどと考えると、
毎晩寝る前に、一日に会った事、読んだ本、手にした感動の言葉、
目にした美しい花、心打つ言葉、などなど、
簡単に箇条書のようで、コンデンスされた文字で書いていこうと思う。
これまでのように、書きたい欲求がわいたときは、
「随筆」と名をつけてあらためたノートに
思いを写すことにする。
学生から社会人へ、「旅」立つ年である。
There is a way , where there is a will !

昭和52年1月1日土曜(晴)
さわやかな朝、9時半起床、パンとコーヒーで朝食。
シーツ下着洗濯、76軽音楽のハイライトをききながら・・・。
昨晩、晶子源氏「桐壺」、歌があまり意味がわからず困っている。
「凱旋門」 イングリット・バーグマン 益々魅かれる。
「カサブランカ」には及ばないが名作でもある。
バーグマンのプロフィールを手に入れたい。
今度、神田に行ったときあたってみる。
N響「合唱つき」 音楽の最高峰だ。
トライアングルの音が印象的
もう昼過ぎ、軽音楽のことが頭にある。
シャンソン、カンツオーネ、サルサ、フォルクローレ・・・、
今年も音楽中心か・・・? (PM 1:30)

昭和53年12月12日木曜
いよいよこの日記張の書きおさめになった。
3年日記を一年足らずで書き上げてしまった。