働き者の夫のジーパン。膝が抜けたので捨てると思いきや、修理を頼まれました。
ここは仮住まいで、修理道具はない。
そこで捨てる布の中から使える部分を拾って、ここまで何とか・・・
私も夫も捨てられない性格です。だから買わない。
家の外も中も、ほとんど貰い物拾い物。
壊れたものを手に入れると、つい声をかけてしまいます。
「大丈夫だよ。うちに来たからには大事にしてあげるからね」と。
ある時、図書館で「人にはどれだけの物が必要か」という本を借りました。
言語学者の鈴木孝夫という方のお書きになったものです。
私はトルストイの「人にはどれだけの土地がいるか」という話が好きなので、
似てるなーと思って借りたのですが、まさにそうでした。
内容にも、改めてビックリ。鈴木先生は私以上に拾い物名人でした。
上には上がいるものです。