甲子園は時に鬼門と化す。
無意味なファーボールを出したり、一本調子な投球を続けてつるべ打ちされると、
「おいおい何やってんねん!」と罵声が飛び、球場全体が騒然として、
選手が萎縮するという悪循環に陥るのだ。
そういう意味では、今日も、8回までは
1戦目、2戦目の流れを引きずり、観客にとっても
テレビやネットでチェックしていたファンにとっても
フラストレーションの溜まる試合であった。
しかし、9回、好調ゴメスのホームランを皮切りに、
北條、江越(前日の挽回)のヒット、原口の犠牲フライで
同点に追いつき、三白眼の澤村を引きずり下ろしたことで
それなりに溜飲を下げたことだろう。
(もっとも、その後の2アウト2塁のチャンスに高山が打って
サヨナラ勝ちすれば完璧なスト―リーだったが)
今日活躍した若手が今後活躍すれば、
この2敗1分も、良い“経験の場”だったといえるだろう。
が、そろそろあと一か月くらいで若手野手の見極めをしても
良いのではないだろうか。
ピッチャー陣が新旧揃って力があるだけに
それを引き出すキャッチャー、援護する野手陣さえ
しっかりしていれば、十分優勝を狙える。
優勝は、他チームの戦力状況にも左右されるだけに、
狙えるべき時に狙うべき。
ベテランと若手のベストなリミックスを求めたい!
*******すべての阪神ファンに*********
本当は勝ち試合の日に読んで欲しい・・・
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