メッセンジャー、藤浪、岩貞、能見の四本柱は
安定しており、あと二人足りないのが、
今の阪神の状況。
もっとも、“柱”の定義を
どう考えるかで、その数は変わってくる。
ここでは、絶対的な意味で信頼出来る“柱”を言っており、
普通に投げてくれれば、6~7割以上の確率で
試合を作ってくれるという意味合いでの“柱”である。
先発投手が6イニング以上を投げ、自責点を3点以内に抑えた時に
クオリティ・スタート(Quality Start=“良好な先発”)が
記録されるが、登板数の6~7割で、これを達成することが
期待出来るピッチャーと言い換えても良いかもしれない。
むろん、各球団ともにそのようなピッチャーは少数しか
存在しない。四人も柱として期待出来るピッチャーが
いるだけ贅沢というものだろう。
他球団との相対で考えれば、藤川や岩田だって
柱のうちかもしれない。
他チームが3枚目や4枚目、場合によっては、2枚目の柱を
探している状況を考えれば、恵まれた状況には違いないが、
絶対的な意味で、5枚目、6枚目の信頼出来る先発投手が
欠けているのが、ここ数年の阪神の課題である。
野手では、若手の活性化もあって、
内野(セカンド、サード)、外野(センター、レフト)の
ポジション争いが高いレベルで行われているものの
なぜかこの先発ピッチャーのポジションには、
岩田と入れ替わった感のある岩貞を別格として、
有力な若手がアプローチ出来ていない。
2軍の先発投手陣の成績を見ても、守屋が防御率1.80と目立つ位で、
岩崎は5点台、秋山も4点台の体たらくぶりである(ちなみに松田も5点台)。
そんなも、唯一の好成績投手の守屋も、先日のヤクルト戦で
4回0/3を10被安打、5失点と敗戦投手になって2軍落ちしている。
必然的に、今日投げる藤川が、5枚目の柱の最有力候補なのは否めない。
今日の相手は、横浜の若きエースだが、これに勝てるかどうか。
藤川にとって、阪神にとって、厳しい戦いになるが、
今日の試合が、5番目の柱が埋まるかどうかの試金石になると思われる。
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