モー吉の悠悠パース留学絵日記

この日記では、パースでの留学生活での出来事を中心に、心象風景を交えて、写真とエッセイにより、絵日記風に綴っています。

2012年3月14日 出発の日

2012-03-18 00:30:25 | 今日を旅する
2012年3月14日 出発の日

 快晴の中部国際空港からシンガポール航空に乗り、半年ぶりの空の旅が始まった。
 翼の下の雲間には、かつての海のシルクロードが広がっている。
 かつての旅人たちは、船首のかなたに新天地を夢見て、極東の島を目指し、荒波の中を進んだが、現在の旅人は、翼の先に、大半は楽しい時間を求めて、飛行機会社にすべてをゆだねた気楽な旅である。
 今、モー吉はこの極東の島国日本から、現在の空のシルクロードを旅し、かつて海のシルクロードの中継地であったであろうシンガポールを目指している。




 かつて、日本人の祖先も、西のかなたから海のシルクロードを渡り、この中継地で旅の疲れを癒し、極東の島国へたどり着いたのだろうか。





 モー吉も、シンガポール空港で乗り継ぎ、旅の疲れを癒し、パースへ向かった。
 パースへ向かう飛行機では、「アラビアのロレンス」を久しぶりに観て過ごした。
この映画は、砂漠の風景のすばらしさと、アラビア社会と白人社会の狭間で苦闘する、ロレンスの姿が描かれており、好きな映画のひとつとなっているものです。
 古代と近代に繰り広げられた、西洋と東洋の交流と征服の歴史に想いをはせている間に、飛行機はパースへ到着することとなっていました。
 既に時計は午前0時を廻っていました。 






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