モー吉の悠悠パース留学絵日記

この日記では、パースでの留学生活での出来事を中心に、心象風景を交えて、写真とエッセイにより、絵日記風に綴っています。

春の息吹

2018-09-22 02:21:42 | 今日を旅する
春の息吹

 ここPerthも9月半ばに入り、ようやく寒さも和らぎ、Wildflowerの季節を迎えています。
 毎年、この時期にはWildflowerの名所であるKingsparkへ行って、春の息吹きを感じています。
 この花はその名の通り、ワイルドな地域から、市街地の周辺まで、6月から10月にかけて、、日本で言えば桜前線のように、日本のおよそ7倍の大きさのWA一帯に、北から南へと、およそ6か月をかけて開花していきます。
 そして、このPerthでは、9月の半ばごろから見頃になります。花は小さなものですが、色鮮やかに力強い姿を見せます。その群生の模様は、青空に映えて素晴らしい光景を見せます。
 去年は、28mm~300mmの望遠ズ-ムレンズを携えて、家族と共に出かけました。









 毎年Kingsparkへ赴き、Wildflowerの写真をを撮ってきましたが、今年は、この花の生命感、命の息吹にもっと迫りたいと思い、105mmのマクロレンズと三脚を携えて、この春2回目の撮影にいきました。
 平日を選んでいきましたので、休日に比べ幾分少なめの人出でしたが、それでもシーズンとあってか、観光客もおおく、日本人のグループも見かけました。

 マクロレンズの使い方は、TEFEの写真コースでも習い、1~5倍のクローズアップ撮影もアサイメントのリポートで体験していましたので、今年こそ、Wildflowerを被写体として是非撮りたいと思っていました。
 この日は、雲ひとつない好天で、少し陽射しが強すぎる感もありましたが、暖かい撮影日和でした。



 花のひとつひとつの花弁に思い切り近づくと、そこにはまぎれもなく、生命が息づいていました。
 私はその時初めて、この花のひとつひとつと、対話ができたように感じられました。そこには、命の光、呼吸、躍動する生命が渦巻き、蜜の誘いに惹きつけられたハチたちも飛びかい、夢中に蜜を吸っていました。
 この時、私は、この花たちとミツバチと自分も含めて、すべての生きとし生けるものの一員として、ここに融和して生きてるのだと、実感がしたものでした。






 パースでは、このキングスパークのボタニカルガーデンが、一番のロケーションで、この花の開花が、春の訪れを告げる印となっています。
 そこでは、人々はまさに春の息吹を感じることができます。
 それは、初めに、かすかな命の輝きに始まり、蕾が弾け、開花し、花の乱舞となり、曼荼羅のような色彩の世界が描き広がり、そこに蜜の香りに誘われた昆虫たちも加わり、すべてが調和した交響曲を奏でているようです。








 私は写真を撮りながら、その世界に浸り、ワイルドフラワーが織りなすこの世界に、自然と感謝の言葉が湧いてきました。

"Hello Wild flowers!
Thank you, all flowers!
You are beautiful.
Thank you, Nature!
You are clear.
I am there with you.
It is a great harmony time with you.
I feel a breath of Spring.
It is a blessing of nature to all being lives."















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