日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

アメジストセージ

2024-10-28 07:00:00 | 植物

久し振りに小さな公園に行ったら「アメジストセージ」が満開になっていました。

この時期、アメジストセージはとっても元気で、かなり大きくなりますね。

1.5mくらいもあるでしょうか?

大人の背丈くらいの高さになっていて、紫色が遠くからでも目立っていました。

でも、ベルベットのような紫色の部分、これはガクなのです。

ガクには短い毛が密に生えているから、触るとフワフワとしています。

そのガクから突き出るように咲いているのが花です。

アメジストセージの学名は『サルビア・レウカンサ(Salvia leucantha)』で、レウカンサとは”白い花の”という意味のようです。

だからこの花は白色の花が原種なのですが、良く見かけるのは紫色の方が多いような気がします。

紫色が目立つからかもしれません。

他にはピンク色の花もあります。

 

[ガクが紫で花が白]

 

[ガクも花も紫色]

 

[白いガクにピンクの花]

 

花はシソ科の特徴の『唇形花』なの、アメジストセージもシソ科だとすぐに分かります。

そして、この花はシソ科のハーブで、葉を摘むと爽やかな香りもします。

 


 

学名:Salvia leucantha Cav.

英名:Mexican bush sage

別名:メキシカンブッシュセージ、メキシカンセージ

科名・属名:シソ科 アキギリ属

原産地:メキシコ、中央アメリカ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナツユキカズラ(夏雪葛)

2024-10-26 07:00:00 | 植物

今年も満開の「ナツユキカズラ(夏雪葛)」を見ることができました。

ウォーキングコースの途中、線路に架かる橋があり、その橋を渡った先のフェンスが真っ白な花で覆われているのです。

まるで雪に覆われたかのように咲く「ナツユキカズラ」、毎年この場所で見られる光景です。

 

10mほどあるフェンスのすべてが覆われているのですから、見応え十分です。

元の木は何本あるのか分かりませんが、枝があちこちに伸びて絡まりあっているのでぐちゃぐちゃになっています。

この花の最盛期は6月〜9月のようですが、この場所ではいつも10月半ばが見ごろになっています。

 

--  ナツユキカズラ ---

中国及びチベットを原産とするタデ科のツル性低木。

日本へ渡来したのは江戸時代で、夏から秋に咲く花を観賞するため稀に植栽される。

白い小花が枝先を覆うように多数咲く様を、降り積もる雪になぞらえてナツユキカズラ(夏雪葛)と命名された。

繁殖力が高く、早期に緑化できるため欧米では古くから壁面緑化やグランドカバーに使われ、日本でも近年、フェンスやトレリスなどに用いられるようになった。

上の方にある葉の付け根付近から多数の花柄を伸ばし、直径1センチほどの花が穂状に集まって咲く。

一見すると花弁のように見えるのは先端が五つに裂けた萼であり、花弁はない。

花の色は白あるいは緑を帯びた白だが、ピンク色の花を咲かせる品種もある。花の後には三角に近い果実ができる。(植木ペディア)

 


 

学名:Polygonum aubertii

英名: Silver lacevine

別名:シルバーレース・バイン

科名・属名:タデ科 タデ属 

原産地:中国・チベット、中央アジアなど

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コルチカム

2024-10-22 07:00:00 | 植物

「コルチカム」もヒガンバナと同じで、ある日突然花が開きます。

それも1本や2本ではなく、たくさん固まって咲き出すのですからビックリします。

 

花はサフランとそっくりです。

でも、この花はサフランではなく、別名では『イヌサフラン』と呼ばれています。

名前に『イヌ』がついている植物はたくさんあります。

樹木だとイヌシデ、イヌビワ、イヌツゲなどで、花だとイヌタデ、イヌザクラ、イヌバラなどがあります。

これらのように『イヌ』が付いている場合は、「元のものと比較すると、すべてにおいて劣っている」という意味らしいのです。

だからこのイヌサフランはサフランより劣っているということなのです。

どこが劣っているのかは分かりません。

でも、サフランとイヌサフランは全くの別物なのに比べるのも何だかなぁ~と。

サフランはアヤメ科、こちらはイヌサフラン科なのです。

 

開いた花もなかなかのものです。

サフランには全く劣ってはいないと思います。

でも、花はきれいなのですが、猛毒があるのです。

全草にアルカロイドの一種、コルヒチンが含まれています。

葉はギョウジャニンニクと、球根はジャガイモやタマネギと間違えられて、食べると中毒を起こし、死亡することもあるそうです。

しつこく『イヌ』にこだわるようですが、『イヌ』と付いているのはこの毒のせいということにしておきましょう。

 


 

学名:Colchicum autumnale L.

英名:Autumn Crocus

別名:イヌサフラン

科名・属名:イヌサフラン科(ユリ科) イヌサフラン属(コルチカム属)

原産地:ヨーロッパ、北アフリカ、アジア西部

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふなばしアンデルセン公園

2024-10-20 07:00:00 | 植物

「ふなばしアンデルセン公園」に行ってみました。

アンデルセン公園は千葉県船橋市にあって、2015年トリップアドバイザーの『トラベラーズチョイス 世界の人気観光スポット2015』のテーマパーク部門の日本国内第3位に選ばれたことで一躍有名になった公園です。

東京ディズニーランド、東京ディズニーシーに次ぐ日本国内3位ですから、当時(2015年)は本当にビックリしたものでした。

この公園は、自然の雑木林などを生かして作られている、とても広い公園です。

ワンパク王国、メルヘンの丘、子ども美術館、自然体験、花の城などのゾーンに分かれているのですが、どこに行っても園内は一年中花でいっぱいになっています。

ちなみに『アンデルセン』という名は、船橋市の姉妹都市であるデンマーク・オーデンセ市がアンデルセンの生まれた場所なので、それに由来しています。

 

公園を一周歩いて、10月19日現在咲いている花を撮ってみました。

[コスモス]

入り口を入るとすぐにコスモスが一面に広がっていました。

珍しい、八重咲も。

10月31日までは”コスモスまつり”が行われています。

 

[クレロデンドルム・ウガンデセ]

鉢植えがたくさん置いてあったのですが、1mほどの高さの木になっていてビックリです。

 

[プレクトランサス(モナラベンダー)]

 

[タイタンビスカス]

アメリカフヨウとモミジアオイの交配種。

 

[インパチェンス]

わんぱく王国ゾーンの先にある橋の両側にはインパチェンスが大きな鉢に植えられて並べられていました。

インパチェンスはあちこちの花壇にあって、見事な株に育っていました。

 

[風車とパンパスグラス、アメジストセージ]

 

[童話館前にあったマンデビラのスタンダード仕立て]

 

[ネコノヒゲ]

 

[シコンノボタン]

 

[マンデビラのアーチ]

 

[白いカンナ]

 

[スイショウ(水松)の実]

 

[サクラ]

暖かい日が続いているためか、季節外れのサクラもチラホラと咲いていました。

木札にはオオヤマザクラと書いてありました。

 

これらの他にもたくさんの花が咲いていました。

夏には大勢の人で賑わっていたアンデルセン公園ですが、今は静かでゆっくりと散策することができました。

 


ふなばしアンデルセン公園---千葉県船橋市金堀町525番

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショウキズイセン(鍾馗水仙)

2024-10-18 07:00:00 | 植物

「ショウキズイセン(鍾馗水仙)」が咲いていました。

ヒガンバナに良く似た黄色い花ですが、これの花は「ショウキズイセン(鍾馗水仙)」と呼ばれているヒガンバナ科の植物なのです。

赤いヒガンバナの近縁種です。

 

この場所はいつも通っているところなのに、突然黄色い花が現われたのでビックリしました。

ヒガンバナ類は最初は茎だけ伸びて、その先に花をつけるのだから、突然咲いたという印象なんですね。

 

花の特徴としては、鮮やかな黄色い花びらが6枚、大きさが6~7cmほどもあり、立派で豪華な花です。

花の中央から黄色い雄しべと雌しべが飛び出していて、花びらの縁が大きく波打っていることです。

ヒガンバナよりも少し遅く咲きます。

赤いヒガンバナもいいけれど、鮮やかな黄色のショウキズイセンもまた別の趣がありますね。

注意することは、ヒガンバナと同じくショウキズイセンにも球根には毒があります。

 


 

学名:Lycoris aurea

英名:Golden spider lily

別名:ショウキラン(鍾馗蘭)、ゴールデン・ハリケーン・リリー

科名・属名:ヒガンバナ科 ヒガンバナ属(リコリス属)

原産地:日本、台湾

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする