大きな公園の中はもうすっかり茶色と針葉樹の深い緑色だけになってしまっている。
唯一、華やかに目立っているのが赤と黄色のグラデーションがとってもきれいなナンキンハゼの木。
[ナンキンハゼ]
ナンキンハゼの木の下に少しだけ植え込みがあり、その中にピンクの花が咲いていた。
茎の先端に濃いピンクの長い唇の形をした小さな花が集まっていた。
緑色のつやつやした光沢のある葉っぱとピンクの花が冬の風景にそぐわないような気もした。
この花は「サンゴバナ(珊瑚花)」、別名を「フラミンゴプランツ」と言って花の形がフラミンゴに似ているからだとか。
開花期は春から10月ごろまでとなっている花。
寒さに弱いらしいのだが、ちょっと時期を外してしまったようなのに、まだ蕾もあった。
公園の植え込みとして利用されていた木なので、他にも数か所植えられていた場所もあったけれど、花が咲いているのはここだけだった。
木は高さが1mほどもあり、よく枝分かれしていたので春から夏にかけてはきっとたくさんの花が咲いて見ごたえがあったのだと思う。
学名:Justicia carnea
英名:Flamingo plant
別名:フラミンゴプランツ
科名・属名:キツネノマゴ科 ジャスティシア属
原産地:ブラジル