ウォーキングコースの道ばたには「イヌホオズキ(犬酸漿)」の花と実が一緒になっているのがたくさん見られる。
実の色も緑だったり、黒だったりとさまざま。
[葉が濃い緑色のイヌホオズキ]
[葉が明るい緑色のイヌホオズキ]
植物で「イヌ」と付いているのは「(本物に比べて)役に立たない」という意味と、否(イナ)が犬(イヌ)に転嫁したという説がある。
イヌホオズキの場合は葉がホオズキに似ているけれど役に立たないからとこの名前が付いたようだ。
そして、イヌホオズキの仲間には他にもオオイヌホオズキ、アメリカイヌホオズキ、テリミノイヌホオズキなどの種類があるらしいが、判別が難しい。
例えば「イヌホオズキ」は花色が白のみ、花弁が少し反り返るが、「アメリカイヌホオズキ」は薄紫色の花もあり、花弁は反り返らない。
果実の形が「イヌホオズキ」は球形~縦長、「アメリカイヌホオズキ」は球形、「テリミノイヌホオズキ」は横長になっているらしいのだが、見たところでは分からない。
だから区別がつかないので、すべてを一緒にして「イヌホオズキの仲間」としておこうと思う。
学名: Solanum nigrum
英名:black nightshade
別名:バカナス
科名・属名: ナス科 ナス属
原産地:南アメリカ