日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ベニバナトチノキ(紅花栃の木)

2023-05-26 07:00:00 | 植物

小さな公園と近所の家の庭の2ヶ所で「ベニバナトチノキ(紅花栃の木)」の花が咲いているのを見つけました。

公園の木は7~8mもありそうな背の高いもので、花は木の上の方ばかりで、下にはまだ咲いていませんでした。

 

近くの家の庭にあった木はそれほど大きくなくて、目の高さに花があったのでじっくりと見ることができました。

 

ピンクの花のベニバナトチノキはセイヨウトチノキ(マロニエ)とアメリカアカバナトチノキを交配させた園芸品種です。

だから天然木ではないので、野山にはありません。

栽培したものが庭木や街路樹などとして利用されているようです。

日本の道路の名前で「マロニエ通り」とか「マロニエの並木道」などと名づけてある場所が多くあります。

有名なのは「銀座マロニエ通り」、「札幌マロニエ並木」などがありますね。

ここでの街路樹のほとんどが「ベニバナトチノキ」です。

だからマロニエとはちょっと違います。

マロニエはセイヨウトチノキの別名で、ベニバナトチノキの片親なのです。

ヨーロッパなどではマロニエが街路樹として使われていますが、日本ではなぜかあまり見かけません(値段が高いのかも)。

でも、フランスなどではトチノキ属全部をマロニエと総称しているようなので、ベニバナトチノキをマロニエとしても間違いではないようです。

 



学名:Aesculus carnea

英名:Red horse-chestnut

科名・属名:トチノキ科 トチノキ属

原産地:交雑種(ドイツで作り出されたもの)

 


 

スペインで撮った街路樹のマロニエ(セイヨウトチノキ)です。

白色の花にわずかな赤みが入っています。

 

 日本原産のトチノキとの違い 

マロニエはバルカン半島原産。

葉の大きさ・・・トチノキ>マロニエ

花の大きさ・・・マロニエ>トチノキ

マロニエの実にはトゲがあり、トチノキにはない。

 

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グミの実

2023-05-26 07:00:00 | 植物

3月末に見つけたグミの花、それが赤い実に変わっていました。

楕円形のサクランボのような「グミの実」です。

グミの花を見つけた時にこのグミの木の品種について、

『3月~4月に花を見られるのは「ビックリグミ」、そしてこの木が6月〜7月になって赤い実をつけるようになれば確定のようです』と書きました。

ところがまだ5月、実が生るのが少し早いようです。

グミの仲間は似たような種類が多くて、グミだということはすぐに分かるのですが、それからが難しいのです。

 

 

現在、日本のグミの木は15種類くらいが自生しています。

① 冬に落葉すればナツグミ、ビックリグミなどで、常緑なのはナワシログミ、セイヨウグミなど。

② 開花時期は3月〜4月はビックリグミ、4月〜5月はナツグミ、10月はナワシログミなど。

③ 実が熟す時期は5月〜6月はナワシログミ、6月〜7月はビックリグミ、7月〜8月はナツグミ、9月〜11月はアキグミなど。

④ ナツグミの実は細長くアキグミは丸い。

これらが簡単な見分け方らしいのです。

 

ここに書かれている○月~○月というのは通常であればという事だと思います。

でも最近は通常よりも季節の進み方が早いので、花の咲く時期や実の生る時期が早まっているかもしれません。

見つけたグミの木の花は3月末に咲いていて、5月に実が生っていました。

そうなるとやっぱりこれはビックリグミで良かったのかも。

 

グミの実、子どもの頃はよく木からとって食べました。

その実は甘酸っぱく、渋かったという印象しかありません。

きっと完熟していなかった実を食べたのかもしれませんね。

 


 

学名:Elaeagnus

英名:Silverberry、Oleaster

別名:シルバーベリー

科名・属名:グミ科 グミ属

原産地:アジア、ヨーロッパ、北米

 

コメント (2)
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