菜の花畑に 入り日薄れ~、見わたす山の端 霞ふかし~♪
誰でも1度は歌った覚えのある唱歌『朧月夜』、作詞は高野辰之(たかの たつゆき)、作曲は岡野貞一(おかの ていいち)。
このコンビでたくさんの唱歌を世に出しています。
「朧月夜」の他に有名な歌は「故郷」、「春が来た」、「春の小川」、「紅葉(もみじ)」などです。
作詞家の高野辰之は長野県中野市(旧豊田村)の出身で、飯山市で小学校の教師をしていました。
その時に見た風景を描いたのが『朧月夜』の歌詞のもとになっているそうです。
そのため、飯山市では毎年「いいやま菜の花まつり」が開催されています。
毎年「いいやま菜の花まつり」は5月3日~5月5日頃開催するようです。
行ったのは4月末でした。
駐車場の係員が「今年は早く咲いてしまって、ちょうど今が満開だから、5月までには終わってしまうのじゃないのか」と心配していました。
菜の花は満開でした♪
「菜の花公園」は眼下には千曲川、遠くには関田山脈が望める絶景の場所でした。
お祭りの期間中にはさまざまなイベントや出店なども計画されているようでしたが、ちょっと早かったためか人もあまり多くなくて静かでした。
「菜の花公園」の川向こうには国道117が走り、川岸は菜の花と桜のフラワーロードになっていて、途中に道の駅「花の駅千曲川」があります。
そこから河川敷に降りられるようになっているのですが、河川敷も菜の花で埋め尽くされていました。
どこを見ても菜の花、菜の花でした。
飯山の菜の花---実はこれはアブラナではなく、「野沢菜」だということでした。